ドラマ日記『OTHELLO』&『消し好き』 &『パパムス』(初回)
小劇団「ENGINE」の看板女優・山口麻依(生駒里奈さん)らが、東京公演に向けて稽古中、麻依が資料庫で『DICE』というVHSビデオを発見。その映像を見た途端、麻依の周囲で怪奇現象が起こる『OTHELLO』 の初回。
舞台は大阪。小劇団『ENGINEの看板女優の麻依をはじめ、若い劇団員たちは東京公演を間近に控え、稽古に励んでいた。今回挑んでいる作品は劇団の代表作『DICE』。10年前に初演を行い、初の東京進出を果たした劇団にとって想い出深い作品だった。
劇団という、外側から見ると密な人間関係、そこに現れたエリカ(織田梨沙さん)という麻依のライバルという構造が前半。織田さんと言えば、印象的な顔で、『コンフィデンスマンJP』など様々な作品に出ていますが、有名なのは、松坂桃李さんと共演した大和ハウス工業『自給自足』篇でしょう。
後半、ビデオを見始めてからの怪奇現象シーンは、まさに鈴木光司ワールド。滅多にホラー作品を見ないので、人を怖がらせる演出の教科書みたいな初回でした。
中学2年生の時、消しゴムを半分に割って悠(大橋和也さん)にくれたさとみ(福地桃子さん)に一瞬にして心奪われた福田の、実話に基づく13年間の青春ラブストーリー『消しゴムをくれた女子を好きになった。』の初回。
中学二年の悠は、シャーペンの芯を切らして困っていた隣の席のさとみに1本わけてあげた。すると半分に割った消しゴムを差し出し「ありがとう」と笑顔を見せた。その瞬間、悠はさとみに心奪われた。これが13年続く片思いになるとは知らずに。
大橋さんというと、ジャニーズの「なにわ男子」のリーダーということぐらいしか知らず、さほど期待していなかったのですが、ちょっと『電車男』テイストもあり、シャーペンの芯と消しゴム交換という、ノスタルジックで甘酸っぱい第1話でした。
ヒロイン役の福地さんと言えば、哀川翔さんの娘ということで注目されましたが、キャリアを積んできて最近では父親の名前も不要。大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に、三浦義村(山本耕史さん)の娘で、北条泰時(坂口健太郎さん)の将来の妻役で、ちょうど先週から出演しています。
イマドキ女子高生の小梅(飯沼愛さん)が、冴えないサラリーマンパパ・恭一郎(眞島秀和さん)と事故に巻き込まれ、お互いの人格が入れ替わり。小梅の意中の健太先輩(長尾謙杜さん)も巻き込んだ奇妙な三角関係ラブコメディ『パパとムスメの7日間』の初回。
小梅はまっすぐでイマドキな女子高生だが、大好きな健太先輩の前では本当の自分が出せずにいる。そんなある日、大嫌いなパパ・恭一郎と心が入れ替わってしまい、パパに健太先輩との恋路を阻まれる異常事態に…!
新垣結衣さんと舘ひろしさんの共演で、2007年に放送された作品のリメイク。ただしこちらは、飯沼さんが新人女優で知名度も高くないので深夜枠。とはいえ、彼女の初主演作『この初恋はフィクションです』を最後まで見た視聴者としては、その急成長ぶりに驚きも。
男女が入れ替わった故のお決まり的なシーン、トイレや入浴などの戸惑いやダメ出し、恋愛を巡る父と娘の攻防の序盤が描かれました。眞島さんの女性化演技が可愛い。
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