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ドラマ日記『ひねくれ女のボッチ飯』(初回)

ひねくれ者のつぐみ(飯豊まりえさん)が、ボッチ飯を楽しむ恋愛コメディー&グルメドラマ『ひねくれ女のボッチ飯』初回。第1話と2話が一挙放送されましたが、テレビ東京制作のグルメドラマに外れなしの感。

ひねくれ者で陰キャの川本つぐみのインスタに、「ホワイトホース」という謎のアカウントの投稿が飛び込んできた。どこか自分と似ている…。導かれるように紹介された店を訪れると、地味で小さな町中華だった。独特な雰囲気に圧倒されつつも、果たしてつぐみは一人飯デビューができるのか!?

つぐみは“ひねくれ者”という設定ながら、実際は夢破れ、コンビニのアルバイトで何となく日々を暮すごく普通の女性。客に対して、脳内であれぐらいの毒は吐くでしょう。むしろ、あんなクズの彼氏にすがろうとする姿が健気というか、初心い。

「ホワイトホース」のアカウントと、どうつながるのかと思ったら、いわゆる“おすすめ”アカウントというやつでした。会社の愚痴を恋愛話に変換して投稿する「ホワイトホース(柄本時生さん)」。朗読シーンは『鬼滅の刃』の声優・下野紘さんが担当で、ポエム風の文章も相まって可笑しい。

第1話が「町中華・カツカレー」、第2話は「大衆食堂・しょうが焼肉定食」で、いかにも若い女子が入りにくそうな店構え。料理もごく普通の見栄えながら、飯豊さんの熱演で美味しく見えます。これは『孤独のグルメ』並みに、シリーズ化も狙えるかも。

他の来店客の小芝居も見どころの一つ。第1話では、部下に恩着せがましい上司役で勝村政信さん。ひとりで黙々と食べる若者役に、主題歌も担当するミュージシャンの瑛人さん。第2話では、おすすめメニューを若手にスルーされる職人の親方役で、木下ほうかさんが登場しました。

コンビニの同僚に片桐はいりさんも出ていますし、これは当たりドラマかも。最終的に「ホワイトホース」の正体を知ることになるのか、それとも引っ張ったまま続編にもっていくのか、あるいはリアルに会うことになるのか、オリジナル作品だけにその辺りも興味深いところです。




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