ドラマ日記『何曜日に生まれたの』(第2話)&『真夏のシンデレラ』(第6話)
ある出来事をきっかけに、18歳から10年間引きこもり生活を送る無職の黒目すい(飯豊まりえさん)が、高校の同窓会の招待状が届いたことから始まる物語。先が読めない予測不能の衝撃作『何曜日に生まれたの』の第2話。
黒目すいは、街で突然声をかけられる。相手は高校時代の同級生で、サッカー部の江田悠馬(井上祐貴さん)。10年ぶりの再会に動揺したすいは、人気小説家・公文竜炎(溝端淳平さん)から教えられた、会話に困ったときに使える魔法の言葉「ナンウマ?」という言葉を投げかける。
今週もオープニングとエンディングのThe Hollies「Bus Stop」が軽快で心地いい。前回、元サッカー部の江田と再会したすい。江田に淡い思いを抱いていただけに、鼻唄を歌うほど浮かれていて。
江田から元部員が集まる社会人フットサルの練習に参加したすい。そこにはサッカー部のエースで、すいと乗ったバイクで重傷を負った雨宮(YUさん)も現れ、すいを抱きしめ。当時、すいに酷い言葉を投げかけた江田にもビンタし、10年ぶりの決着。
江田が酷い言葉を投げたのは、サッカーの予選敗退の結果ではなく、雨宮に嫉妬したからということも判明。そしてどうやら、すいの親友だった瑞貴(若月佑美さん)と結婚しているらしく。
今週も巧みな脚本で面白かったです。野島伸司さんの令和の代表作になりそう。なにより、公文が語るところの「繊細で無邪気」なすいというキャラクターを、飯豊さんが絶妙に演じていて、その表情の変化だけでも見飽きません。
海辺で一緒に生まれ育った“海辺のシンデレラ”である女友達3人と、一流大学に入学し、それぞれの道へ進み優等生な日々を送る男友達。住む世界の異なる男女8人が真夏の海で運命的に出会う恋愛群像劇『真夏のシンデレラ』の第6話。
健人(間宮祥太朗さん)は、夏海(森七菜さん)に自分の思いを告白した。夏海からそれを打ち明けられた愛梨(吉川愛さん)と理沙(仁村紗和さん)は、夏海にも夏が来た、と大喜びする。
まずはサイドストーリーから。スタイリスト試験に落ちた愛梨に場数を踏ますため、修(萩原利久さん)が店にやってきて指名。お礼をもって修宅を訪れた愛梨は、好きになったとキスしようとしますが、守は「順番が違う」と避け。翌朝、やってきた守(白濱亜嵐さん)と鉢合わせ。二人に何もなかったことを聞いた守は愕然。
一方、宗佑(水上恒司さん)が体調を崩したと聞いた理沙(仁村紗和さん)は、自宅まで見舞いに行きさらに距離を縮め。しかし、元夫の翔平(森崎ウィンさん)が、息子・春樹(石塚陸翔さん)のためにも復縁しないかと申し出てきて。
そしてラスト。健人の告白への返事を留保していた夏海が、ついに「健人くんの一番近くにいたい。ずっと一緒にいたい」と返答。健人は「ありがとう。夏海、キスしてもいい?」と二人は唇を重ね。性的同意な令和のドラマ。いきなり夏海にキスした匠(神尾楓珠さん)との対比。