ドラマ日記『笑うマトリョーシカ』(第3話)
抜群の人気を誇る若き政治家・清家一郎(櫻井翔さん)と有能な秘書・鈴木俊哉(玉山鉄二さん)。得体の知れない不気味さに気付いた新聞記者・道上香苗(水川あさみさん)が、彼らを取り巻く黒い闇に迫るヒューマン政治サスペンス『笑うマトリョーシカ』の第3話。
道上は、清家を裏で操っているのは、清家の大学時代の恋人・美恵子(田辺桃子さん)か?と考え、清家に話を聞こうとした矢先、今後一切の取材を拒否すると宣告を受ける。道上は、当時の同級生や彼らがお世話になっていた元議員秘書(国広富之さん)に話を聞きに行く。
子役出身で芸歴も長い田辺さんですが、大人の女優としてギアを上げてきたのが、実写版『ゆるキャン△』(2020年)の大垣千明役、翌2021年の『リコカツ』における筑前煮女役あたりから。作品毎での演じ分けの能力が素晴らしく。
2023年に入ると、『スイートモラトリアム』ではつきあっているけれども、セックスは当面しないという約束をした主人公が、手を出してきた時の切れ方が凄かったなあ。
『癒やしのお隣さんには秘密がある』では、好意を持っていた男性が実はストーカーだった主人公を巧みに、『いちばんすきな花』では、婚約者(仲野太賀さん)の女友達(多部未華子さん)を快く思わず、別れさせる役を絶妙に、『お迎え渋谷くん』では王道ラブコメも的確に演じていました。
そんな田辺さんから目が離せなくなった第3話。脚本家志望の美恵子が応募したシナリオコンクールの作品を入手した道上。タイトルは「最後に笑うマトリョーシカ」で、本ドラマのタイトル回収。しかし、作品に書かれていたのは「三好美和子」ではなく、「真中亜里沙」でした。
ラストに再び謎の女(高岡早紀さん)が登場。彼女が美和子(亜里沙)なのか。小出し小出しで、中々ストーリーが先に進みませんね。国広さんも71歳ですか。『噂の刑事トミーとマツ』や『ふぞろいの林檎たち』は見てましたね。
余談:無料の「NHKプラス」登録を、勝手に推進するために番組を紹介する第2弾。細かく探すと、面白い番組がたくさんあります。TVer並みに利用者が増えるといいなと(NHK関係者ではありません)。朝ドラ『ちゅらさん』もいよいよ佳境。来週サブタイトルは「ガジュマルの樹の下で」。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?