ドムドムバーガーと福岡ドーム
全体に低調な夏ドラマの中で、好意的な記事が目立つ深夜ドラマ『お耳に合いましたら。』。第7話には、ドムドムバーガーが登場。子供の頃、地元ではマクドナルドより早く出店、馴染みのあるチェーン店でしたので懐かしく。実は日本初のハンバーガーチェーン。
当時、福岡ではユニードというスーパーチェーンが親しまれていましたが、ダイエーに吸収合併され、後に屋号も消滅しました。当初は、地元民から外様スーパーとみなされていたダイエーでしたが、ドムドムバーガーの親会社であるのを知るのは、ずいぶん時が経ってから。
社会人となり、福岡ドーム(現:福岡PayPayドーム)周辺に住んでいましたが、プロ野球のダイエーホークス(現:ソフトバンクホークス)の試合がある日は大渋滞。シーズン中は、試合日程を考えながら、帰宅時間を考えなければいけませんでした。
同地は、「アジア太平洋博覧会(よかトピア)」(1989年)の跡地で、当初は住宅地になる予定でしたが、住宅需要の落ち込みなどで計画通り売れず。当時の桑原敬一市長とダイエーの中内㓛社長が会談し、ダイエー側に売却、ツインドーム計画が発表されました(もう一つのドームは計画頓挫)。
結果、小学校は3校から1校に、中学校は2校から1校に、住宅地も当初計画の半分の3000戸となりました。イベント時におけるドーム周辺の慢性的な渋滞は、そうした大幅な計画変更の影響ともいえるでしょう。
ドムドムバーガーも今やダイエーの手を離れ、九州にはイオン笹岡店(福岡市)のみ。福岡のスーパーも、ユニード→ダイエー→イオンへと勢力図が塗り替えられてきました。栄枯盛衰は世の習い、さて、ソフトバンクはどうでしょうか。
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