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ドラマ日記『スロウ トレイン』
1月2日に放送された新春SPドラマ『スロウ トレイン』。主演は松たか子さんで、共演に多部未華子さん・松坂桃李さん・星野源さん・チュ・ジョンヒョクさん他。脚本は『海に眠るダイヤモンド』の野木亜紀子さん。演出は松さんが主演した『カルテット』の土井裕泰さん。
鎌倉に住む葉子(松さん)、都子(多部さん)、潮(松坂さん)の姉弟は、交通事故で両親と祖母を一度に亡くした。月日は経ち、二十三回忌の法事の帰り道。都子が突然「韓国に行く!」と葉子と潮に告げる。この告白をきっかけに、三者三様の姉弟に、“人生”という旅路の分岐点が訪れる。
他の大学は知りませんが、母校は学科ごとに担任となる教授がいて、その方のお住まいが鎌倉でした。1学年だった頃、同じ学科の皆で鎌倉詣でしたのは青春の想い出だけに、『海街diary』『鎌倉殿の13人』『SLAM DUNK』などは感慨深く。本作の舞台が鎌倉だったので、一気に引き込まれました。
ドラマのもう一つの舞台が、福岡市の姉妹都市の一つ韓国・釜山市。かつて運行されていたJR九州系の高速船「ビートル」が4時間弱で結んでいたため、気軽に行ける海外ということで自分も何度か訪れました。
最初に訪れたのは「ビートル」ではなく、大型船の「カメリア」を使った1万円で2泊3日の格安ツアー。同僚3人と職場のアルバイトに来ていた女子大生1人の旅。
姉と姪を連れて、正月休みに再び釜山訪問。ご当地では合法の銃の射撃場で、姪と二人で本物のピストル体験。合法カジノも楽しかったなあ。真冬のサムゲタンも絶品でした。
と、長々とドラマとは関係のない話をしてきましたが、本編は『海に眠るダイヤモンド』とは真逆テイストのホームドラマ。ゲイカップルや国際結婚など多様性を交えつつ、今どきの家族観をさりげなく描いた、非社会派ドラマでしたね。そこそこ楽しめました。