ドラマ日記『リバーサルオーケストラ』&『スタンドUPスタート』
元天才ヴァイオリニストで、今は超地味な市役所職員の谷岡初音(門脇麦さん)が、強引過ぎる変人マエストロ・常葉朝陽(田中圭さん)に巻き込まれ、地元のポンコツオーケストラを一流オケに大改造する、一発逆転の音楽エンターテイメント『リバーサルオーケストラ』の第3話。
初音は蒼(坂東龍汰さん)を下宿人として家に招き、妹・奏奈(恒松祐里さん)と3人での同居生活が始まった。奏奈は蒼を意識して家事を張り切るが、初音は誰がいようとジャージ姿でお構いなし。
朝陽の父で市長の常葉修介(生瀬勝久さん)と、市議会議員の本宮雄一(津田健次郎さん)の確執もあり、新ホールでの杮落し公演前に、中学校の吹奏楽演奏会の場を借りて玉響が演奏することになり。
しかし、本宮の策略で、オーケストラの大黒柱であるティンパニーの木之崎(篠崎史門さん)が引き抜かれてしまい、玉響は大ピンチ。朝陽は新たなティンパニストとして、元S響の藤谷耀司(渋川清彦さん)を勧誘してくるように、初音に命じるのですが…。
紆余曲折の末、藤谷は玉響に参加。そして本番、10年ぶりの演奏の緊張から、逃げ出そうとする初音。朝陽は「大丈夫です。一人じゃない。僕たちはオーケストラです」と。
初音はステージへ上がり、公演は大成功。「威風堂々」の演奏シーンが素晴らしかった。田中圭さんも、近年演じた中でも一番では?そして、初音の幼馴染で、日本屈指の人気ヴァイオリニスト・三島彰一郎(永山絢斗さん)が、初音を突然ハグ!?
投資会社社長の三星太陽(竜星涼さん)が、会社組織でうまくいかない人や生きづらさを抱えている人々に、「スタートアップ(起業)しよう!」と声を掛け、それぞれの持つ可能性を見出していく人間再生ドラマ『スタンドUPスタート』の第2話。
数カ月ほど前、大陽は、イベント会社『エンジョイ・メーカーズ』の副社長・福島あかね(岡本玲さん)に声をかけていた。『エンジョイ・メーカーズ』は、社長の東城充(野村周平さん)が大学時代に同級生のあかねに声をかけて起業した会社だった。
今期『夫を社会的に抹殺する5つの方法』でパワハラ・モラハラ夫役を演じている野村さんが、本作でも部下たちを怒鳴り散らす“社長病”なワンマン社長役。
東城から子会社に追いやられたパートナーの福島ですが、太陽と協力したMBOで子会社を掌握。一方、東城が社長を務める本社は、本人のパワハラの悪評もあり、業績が悪化して倒産。自己破産の上、ホームレスとなっていたのでした。
そんな東城にも手を差し伸べた太陽。最初は不貞腐れていた東城でしたが、かつて取引していた小口取引先周りで、福島の真意を知り。その窮地を知った太陽は、新たな事業提案書を作成。過労で倒れたという福島のもとに駆け付け、二人はパートーナーとして復活。
しっかりとした事業計画書を作成していた大学の起業サークルの立山隼人(水沢林太郎さん)の件も絡め、「いいアイデアがあっても、一歩踏み出すには、人と人の間に生まれる強いエネルギーが必要」という、太陽いう所の“資産は人なり”を具体的に示したエピソードでした。
余談:NHKの東海ローカルで放送されている「東海 ドまんなか!」。現在NHKプラスで、「『どうする家康』松本潤&家臣団が大集結!ウラ話トークSP」が配信中。出演者の素な感じが出ていて、かなり面白かったです。
ナレーションは、今は無きラジオ番組『すっぴん!』のアンカーだった、我らが藤井彩子アナ。『すっぴん!』復活しないかなあ(後継番組に今だ慣れない)。