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姉との確執と糸島フェス…今週の『おむすび』(第4週)

“ギャル”の主人公・米田結(橋本環奈さん)が、あることをきっかけに “人のために役立つ喜び”に目覚め、“栄養士”を目指し、激動の平成から令和であっても、思いっきり楽しみ、時に悩みながら生きていく朝ドラ『おむすび』の第4週「うちとお姉ちゃん」。

音信不通だった歩(仲里依紗さん)が突然帰省し、傍若無人に振舞った月曜日。腫れ物に触るかのように、父・聖人(北村有起哉さん)らはその理由を聴けずにいました。

結の担任・松原(長谷川忍さん)の個人情報暴露で、歩の帰省を知ったハギャレンメンバーは結宅に集結。ギャルを全否定する歩の態度に、結がぶち切れ、「神戸&真紀ちゃん」発言からの「大嫌い!」。そして、港で涙。

5歳の時の結(磯村アメリさん)らが神戸で暮らしていた平成6年(1994年)10月が描かれた火曜日。聖人の店は大繁盛で、中学生の歩(高松咲希さん)は親友の真紀(大島美優さん)と共に、結の面倒もよく見ていました。

商店街のアーケード計画の責任者を安請け合いした聖人でしたが、反対派の真紀の父・孝雄(緒方直人さん)は頑なで、真紀に歩と遊ぶことも禁止を言い渡しました。1995年1月17日の「阪神・淡路大震災」へのカウントダウンが始まり、一気に「震災朝ドラ」感が高まりました。

米田家に居づらくなった歩が、ハギャレン時代の敵対グループだった明日香(寺本莉緒さん)と大食い対決をした水曜日。そこに母・愛子(麻生久美子さん)が現れ、結が本音を吐き出したことを評価し、歩に帰宅を促しました。

一方の結は、ハギャレンメンバーを呼び出し「ハギャレンはもうお姉ちゃんのものやなくて、みんなのものだって。ギャルはダサくない。それをイベントで証明しましょう」と説得。

結の幼馴染の陽太(菅生新樹さん)が、愛子のパソコンのセットアップをしてあげた木曜日。先週までは、結にストーカーまがいのことをしていましたが、米田家に食い込んでますね(笑)。愛子がブログを始めるというのも、今後の何かの伏線なのでしょう。

糸島フェスティバルが始まり、結はギャルメークをしてもらうも、聖人は気が付かない様子。マジックショーを披露した祖父・永吉(松平健さん)には、『暴れん坊将軍』味。

ハギャレンが糸島フェスティバルの舞台に立った金曜日。当初はアウェー感な雰囲気でしたが、小さい子供が乗り始めたことから周りに伝播し、大盛り上がりのうちに終了。しかし、永吉が結の正体をバラしてしまい、聖人も知ることとなり。

舞台後に風見先輩(松本怜生さん)は褒めてくれたものの、まさかの彼女・優里亜(栞那さん)同伴。結の初恋はあっさり終了。そこに「鬼怒川の河童」こと四ツ木翔也(佐野勇斗さん)が現れて、「あんな楽しそうな顔すんだな。いつも寂しそうな顔してた。なんでそんな顔すんだ?」と。

結は「多分、あの日から…9年前。1995年1月17日」と告白したところで終了。来週はリアル震災が描かれる予告。北村さんのさらなる名演が見れそうですし、離れた視聴者も戻ってくるかな。

余談:『あさイチ』プレミアムトークに、脚本家・宮藤官九郎さんが登場。最近夢中になっているのは朝ドラ『虎に翼』とか。『不適切にもほどがある!』『新宿野戦病院』の映像もあり。

亡くなった西田敏行さんの話題では、『タイガー&ドラゴン』にも言及。長瀬智也さん演じるヤクザに、落語家役の西田さんが一つ落語話を教えて報酬を得、それをまた借金返済として回収されるという毎回お決まりの名シーン。あれはほぼアドリブだったというエピソードが新鮮でした。


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