ドラマ日記『鎌倉殿の13人』(第17話)&『マイファミリー』(第4話)

鎌倉時代、源頼朝(大泉洋さん)に学び、武士の世を盤石にした男、二代執権・北条義時(小栗旬さん)が、いかにして武士の頂点に上り詰めたのかを描く大河ドラマ第61作『鎌倉殿の13人』の第17話。

木曽義仲(青木崇高さん)の討伐により鎌倉に再び暗雲が立ち込める。義仲の嫡男・義高(市川染五郎さん)を危険視する頼朝は、義時に義高の処断を命令。大姫(落井実結子さん)を思う政子(小池栄子さん)は憤り、義高を救うため奔走する。

当初は頼朝への憎悪をむき出しにしていた義高でしたが、巴御前(秋元才加さん)から受け取った父・義仲(青木崇高さん)の書状を読み改心。女装して落ち延びることに。初回の頼朝のコミカルな女装逃亡劇が、ここで効いてくるんですね。

結局、義時を信じ切れなかった義高は、一人で逃げ出しているところを藤内光澄(長尾卓磨さん)に討たれ。義高を唆そうとした一条忠頼(前原滉さん)も謀殺。さらに、政子の言葉から光澄も殺されと、コミカル大河返上のシリアス大河、鬱展開になってまいりました。それでも面白いけど。

誘拐された小学生の娘・友果(大島美優さん)を取り戻したゲーム会社社長の鳴沢温人(二宮和也さん)と、妻・未知留(多部未華子さん)のその後を描くノンストップファミリーエンターテイメント『マイファミリー』の新章となる第4話。

温人は、美知留との日常を取り戻しつつあったが、葛城(玉木宏さん)に言われた「あなたは絶対後悔する」が引っかかっていた。解決に見えた誘拐事件が思わぬ波乱、人間関係の歪みを生み出していく。

序盤は誘拐監禁により、トラウマを負った友果が徐々に回復し、希望の中学に入学する様子、また事件を通じて脚光を浴びることになった温人の友人・三輪(賀来賢人さん)や東堂(濱田岳さん)の姿も描かれました。

しかし、事件に関する暴露本が出版されたことから一転して不穏に。誘拐犯から再び電話があり、三輪の娘を誘拐したといい、身代金を要求。さらに、暴露本を出したのが東堂であり、それは5年間に誘拐され、今も行方不明の娘を探すためだったと判明。これはちょっと驚きの展開でした。

大物女優が実は犯人というのは角川映画ではよくありましたが、阿久津(松本幸四郎さん)の犯人フラグはミスリードだとは思うのですが、さてどうでしょう?

余談:『ブラタモリ』の歴代アシスタントで一番好きだった林田理沙アナに結婚報道。リンダの愛称で親しまれた、東京芸大卒で絶対音感の持ち主。お嬢様育ちという感じの上品さ(気品)がありますね。山田孝之さんの心情やいかに。



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