結の恋と旅立ち…今週の『おむすび』(第7週)
“ギャル”の主人公・米田結(橋本環奈さん)が、あることをきっかけに “人のために役立つ喜び”に目覚め、“栄養士”を目指し、激動の平成から令和であっても、思いっきり楽しみ、時に悩みながら生きていく朝ドラ『おむすび』の第7週「おむすび、恋をする」。
助けてくれた四ツ木翔也(佐野勇斗さん)へのお礼として、結が弁当を作ってあげることにした月曜日。といっても、料理が苦手な結は祖母の佳代(宮崎美子さん)に弁当を二つ作ってもらい、その一つを翔也に渡す作戦。
翔也のお礼のメモでさっそくバレた結は、自ら弁当を作り始めますが、毎回素直に喜んでくれるので、弁当作りも楽しくなり。しかし、翔也の体重が増えていることを心配した野球部監督の中西(真砂京之介さん)が、米田家に乗り込んできて「うちのエースを潰す気ですか?」と。
翔也の誠実な謝罪に「やばい、やばい」と結が恋に落ちた火曜日。その後、ハギャレンの拠点になった米田家にメンバーが集まり、恋バナが展開。柚木理沙(田村芽実さん)の証言などにより、結もついに観念して翔也が好きなことを認めました。
ハギャレンメンバーが勝手に翔也にメッセージを送り、呼び出すと。結が告白する前に「交際できません」からの、「俺が甲子園に行ったら、米田結が好きだって告白する」と、本人は気が付いていない翔也からの逆告白。天然キャラ過ぎる。
結と交際はせず、メル友になった翔也が、甲子園に行けないまま2年が経っていた水曜日。結をギャルに誘った当時のハギャレンメンバーは大半が社会人となり、愛子(麻生久美子さん)のブログも継続中。
愛子は十代で結の姉・歩を妊娠・出産していたことも判明。聖人(北村有起哉さん)といったいどんな出会いが!?いや、『ちゅらさん』パターンで、父親は別で、聖人が手を差し伸べたということも考えられますね。
高3の夏の甲子園予選直前、翔也は結を呼び出し。監督の交際禁止令を守って、まさかの2年ぶりの再会。クソ真面目にもほどがある(笑)。決勝に進むこと前提で、応援に来て欲しいと依頼。
翔也が決勝戦で逆転負けした木曜日。翌日、結は会うことになった翔也に何と声掛けしようか悩みますが、本人はすっかり吹っ切れ、社会人野球へ進むと。再び翔也の天然無自覚告白からの、結「好きだよ、バーカ!」と二人は両想いを正式確認。
同じ頃、神戸時代の福田(岡嶋秀昭さん)から、商店街に空き店舗ができたという情報を聞いた聖人は現地を訪問。これまでの経緯があり、戻ってきていいのか躊躇していると、旧知の佐久間美佐江(キムラ緑子さん)らはウェルカムでした。
結が栄養士を目指すことを両親に宣言した金曜日。愛子は聖人が神戸で再び理髪店再会を目指していることを伝え、それを聞いていた佳代は息子を後押し。聖人はタイミングを見て、父・永吉に話すというのですが…。
それから半年後の3月。今だ打ち明けられない聖人を、女性たちが詰めていると、上機嫌で帰宅した永吉。それでも中々言い出せない中、翔也がやってきて、結らの神戸への引越話について口を滑らせ。
聖人の話を一旦は受け入れたかに見せてからの掌返し。激怒した永吉は出て行けと喧嘩別れになるかと思われたのですが…。永吉が聖人らに行って欲しくない理由を素直に話し、結が長期の休みは糸島に必ず帰ってくると約束したところで、手打ちとなりました。
農家出身の人間から言わせると、あれだけ本格的な農業を、手伝いだけでどうこうしようというのは無理な話。高収益農業者だった亡母の格言「自分が一番率先して働かないと、雇ってる人たちはついてこない」。農業に限らず、上に立つ者はそうあるべきだなと。
余談:昨日のNHK『あさイチ』ゲストはモッくん(本木雅弘さん)。ジャニーズから離脱し、俳優への道を切り開いてくれたのは、『ファンシーダンス』『シコふんじゃった。』の周防正行監督でした。前者には仏教思想(禅)の神髄が描かれており、『陰陽師』の岡野玲子さんの最高傑作。