ドラマ日記『コントが始まる』(第8話)&『#コールドゲーム』(初回)
売れないお笑いトリオ・マクベスと、彼らのファンになるファミレス店員・里穂子(有村架純さん)らが織りなす青春群像劇『コントが始まる』の第8話。家を出たつむぎ(古川琴音さん)の作り置きと手紙が泣かせました。
瞬太(神木隆之介さん)が働く焼き鳥屋を訪れたマクベスのマネージャー・楠木(中村倫也)は、懸命に3人の売り込みをしてきた日々を振り返っていた。一方、里穂子は、つむぎの引越しを間近に控え、些細な言い合いから冷戦状態に突入してしまう。
視点の切り替えというのもドラマでは効果的で、例えば『着飾る恋』における遼(横浜流星さん)目線での“Bサイド”とか、大河ドラマ『青天を衝け』における徳川家康(北大路欣也さん)の“神目線”とか。
これまでマクベスの3人や里穂子によって語られてきたトリオの歴史が、楠木目線で語られることで、また新たな一面を見せて新鮮でした。“4人目のマクベス”の座を、瞬太の元愛車に取られなくてよかった(笑)。
楠木がつむぎに会いに行った展開からの、里穂子マネージャー推し、そしてつむぎ就職への流れ。そして、冷戦状態のままの転居と思わせて、作り置きと手紙。今週は完全に泣かせに来てましたね。
余談ながら、潤平(仲野太賀さん)の酒屋での働きぶりをなかなか認めない、頑固おやじを演じている金田明夫さん。『ドラゴン桜』前シリーズでは、英語の特別講師役でしたが、今回は出ないようですね。ちなみに、舞台『マクベス』では主演だったとか。そこも狙ったキャスティングかな。
次は、隕石が衝突して氷河期に突入した地球で、天才詐欺師の祥子(羽田)が、偽装家族の母親として過酷な日々に立ち向かうサバイバルストーリー『#コールドゲーム』初回。
氷河期に突入した地球。避難所第七支部では、生存者たちが限りある食糧や資源を分け合いながら共同生活を送っていた。祥子(羽田さん)、息子の大輝(結木滉星さん)、娘の陽菜(久間田琳加さん)、夫の隆(やすさん)たち“木村家”は、支部長の如月(中村俊介さん)の考えで“家族優先”が徹底されているこの避難所で、ある秘密を抱えて日々を過ごしていた…。
隕石や氷河期などといっても、ハリウッド風のSF大作を、日本のテレビドラマで作れるはずもなく、その辺りはあくまで雰囲気で表現。実質、学校の校舎を活用した避難所が舞台。
とはいえ、ストーリー的には意外に面白く。初回ということもあり、避難所での暮らしぶりや、メインキャラクターの特徴などを過不足なく見せつつ、一波乱。羽田さんのアクションなんかもあったりして。これは最後まで視聴しそうな予感。『マリーミー!』の久間田さんも新たな魅力をみせています。