ドラマ日記『光る君へ』(第3話)&『さよならマエストロ』(第2話)
平安時代、京に生まれたまひろ→紫式部(吉高由里子さん)。数歳年上の藤原道長(柄本佑さん)とは、少女の頃に知り合い、惹かれ合うも、身分差に阻まれ。別の男性と結婚するも死別。娘を育てながら、「源氏物語」を書き始める大河ドラマ『光る君へ』の第3話「謎の男」。
自分のせいで放免に捕らえられた道長を心配するまひろ。しかし、父の為時(岸谷五朗さん)に謹慎を強いられたため、ただ案じることしかできない。兼家(段田安則さん)の指示で道兼(玉置玲央さん)は女官を使って帝の食事に毒を仕込み、円融天皇(坂東巳之助さん)は急激に体が弱っていく。
前クール『セクシー田中さん』で、古臭い価値観のサラリーマン・笙野役が記憶に新しい毎熊克哉さんが、散楽の一員である直秀役で登場。道長の無事を、わざわざまひろ宅に知らせに来るなど、キーマンになる模様。
兼家はライバルである左大臣・源雅信(益岡徹さん)の本心を探るため、その妻・穆子(石野真子さん)の遠い親戚である為時(岸谷五朗さん)を利用し、まひろに動向を探らせることに。
左大臣の姫・倫子役で黒木華さんが初登場。まひろが左大臣家にやってくるも、身分違いで場違いの雰囲気。しかし、そこから「偏つぎ」という遊びを始めると、幼い頃より漢文の素養があるまひろは無双状態というシーンが今週のツボ。
リアル光源氏ともいえる藤原公任役の町田啓太さん役もハマリ役。毎週、隙なく面白い大石静脚本。世帯視聴率も上向きな模様。今年の大河は当たりですね。
天才指揮者だったが「ある事件」で家族も音楽も失った俊平(西島秀俊さん)と、そんな父を拒絶し音楽を嫌う娘・響(芦田愛菜さん)が、地方オーケストラを通して情熱を取り戻し、親子の絆と人生を再生させていくヒューマンドラマ『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート』の第2話。
仕事でフランスに行ったはずの志帆(石田ゆり子さん)は日本にいた。そして、古谷(玉山鉄二さん)はそのことを知っていた。そこには、深いわけがあった。そんなことを知る由もない俊平は、晴見フィルの指揮者を引き受けることに。
前回ラスト、海外にいるはずの俊平の妻・志帆(石田ゆり子さん)と楽団長の古谷悟史(玉山鉄二さん)の不倫匂わせで終わりましたが、実際には俊平と響の仲直りさせるための作戦だったと、あっさりネタばらし。次週への引っ張りとしては、ちょっと安易すぎないかな。
『リバーサルオーケストラ』に似た設定と、初回感想に書きましたが、大きな違いもあって、それは天才指揮者の性格。『リバーサル』の方は気難しくて厳しい人でしたが、俊平はどこまでも前向きで優しい。
白石市長(淵上泰史さん)により、市民ホール売却と楽団の解散は決定的になるも、俊平は新メンバーを集め始め、チェロの羽野蓮(佐藤緋美さん)と高校生の谷崎天音(當真あみさん)とフルートの倉科瑠李(新木優子さん)が加わることに。
次回も見ます。