ドラマ日記『アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~』(初回)
“カメラアイ”と呼ばれる瞬間記憶能力を持つ女性刑事・柊氷月(波瑠さん)が、忘れたくても忘れられない過去と向き合いながら、癖のある刑事たちとともに事件解決に奮闘していく新感覚の刑事ドラマ『アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~』の初回。
小金井署の管内にある、とある空き家で殺人事件が発生した。捜査一課第3強行犯第1係主任の柊氷月、土屋健次郎(山本耕史さん)ら柊班メンバーはさっそく実況見分を行う。遺体は、何年も放置されていた空き家の和室の畳の下に横たわっていた。
原作のないオリジナルドラマながら、参考にしているのは同じフジテレビで放送された竹内結子さん主演『ストロベリーナイト』シリーズかな。捜査一課の女性主任。部下の男性刑事たちを圧倒する能力、クールだけれども過去にトラウマを抱えている、とか。ダークとまでいかないけれどシリアス系。
演出面では、今クール同じフジテレビで放送されている『119エマージェンシーコール』にも似ています。聴覚と視覚(記憶力)という違いはあれども、主人公が超人的な能力を持っており、それが事件を解決に導く点。能力を発揮する際の顔のアップとか処理の仕方も相似形。
メインゲストは、戸田恵梨香さんや有村架純さんも所属する「フラーム」を退所した山口まゆさん。『アイムホーム』では木村拓哉さん演じる主人公の娘役。『コウノドリ』で15歳の母を演じた回は神回でした。『ストロベリーナイト・サーガ』でも初回ゲストでしたので、それもあっての起用かな。
7年目に失踪した親友の浅倉さつき(森ふた葉さん)を探し続けていた相川遥(山口さん)の目撃情報から、工務店経営の江藤達夫(黒羽麻璃央さん)に辿り着いた柊。
実は7年前からさつきを監禁。スーパーの店長・小山田満(水澤紳吾さん)に怪しまれたことから口封じで殺害し、空き家に埋めていました。通常考えれば性的な目的による監禁でしょうが、そこはモヤっと表現してましたね。黒羽さんは『焼いてるふたり』と別人のよう。汚れ役もやる方ですね。
令状なしで黒羽邸の窓を割って入る柊にキャラ崩壊!?と思いましたし、「敬礼!」という声かけもまだ様になってない感じですが、相変わらず上手い山本耕史さんは見ていて楽しいですね。しばらく様子見ということで。