ドラマ日記 『クロサギ』&『真相は耳の中』(初回)
詐欺被害に遭った父が起こした事件をきっかけに、家族を失った主人公・黒崎高志郎(平野柴耀さん)が「詐欺師を騙す詐欺師=クロサギ」となって、本当の「敵」を探し出し、打倒していく物語『クロサギ』の初回。
黒崎は詐欺師界のフィクサーである桂木敏夫(三浦友和さん)から詐欺被害者・吉川辰樹(船越英一郎さん)の情報を買うが、娘の氷柱(黒島結菜さん)は黒崎に猛反発。
冒頭から黒崎が女詐欺師(松本若菜さん)を騙すシーン。そこに神志名( 井之脇海さん)が踏み込んで来るも、氷柱を利用して間一髪で逃げ切った黒崎。黒島&井之脇さんが『ちむどんどん』の二人であることを忘れるほど、テンポのいいスタート。
山下智久さん主演の2006年版も見ていたはずですが、忘れていたことも多く、リメイク作品ではありますが、新作同様に楽しめました。氷柱のキャラが、『ちむどん』の暢子に見えてしまうのは、まだ黒島さんが朝ドラ演技を引きずっているのか、それとも氷柱がそういうキャラ設定なのか。
“操作能力ゼロ”の崖っぷち刑事・今井譲治(伊原剛志さん)が、推理オタクの娘・芽依(筒井あやめさん)のポッドキャストをきっかけに事件を解決する型破りミステリー『真相は耳の中』の初回。
署内で検挙率最下位の刑事・今井譲治は本部長に「次犯人を検挙できなかったら事務方に異動してもらう」と告げられてしまう。崖っぷちの中、諦めかけていた譲治だったが、部下がミステリーオタクのパーソナリティーが配信している「真相は耳の中」というポッドキャスト番組を勧めてきて…!?
一言でいえば『名探偵コナン』における“眠りの小五郎”こと毛利小五郎と江戸川コナン的な事件解決スタイル。穣治が的外れな推理を披露した後、架空の事件として芽依の推理をポッドキャストを通じて聴き、それをさも自分の推理であるかのようにして事件解決。
ただし、ポッドキャストの声の主が譲治は娘であることを知らず。また、芽依も依頼主が父親だとは気が付かずという設定。最終回までには知ることになるのかな。