ドラマ日記『きのう何食べた?season2』(第7話)
アラフィフに突入した料理上手で几帳面・倹約家の弁護士・筧史朗(西島秀俊さん)と、その恋人で人当たりの良い美容師・矢吹賢二(内野聖陽さん)の毎日の食を通して浮かび上がる、2人の日々をリアルに描く物語『きのう何食べた? season2』の第7話。
3月2日。近頃明らかに老眼の仕草をする史朗に、小山志乃(中村ゆりかさん)は100円ショップの老眼鏡を贈る。仕方なく掛けてみると、驚くほど視界が開け、矢吹賢二から誕生日プレゼントの希望を聞かれた史朗は「老眼鏡」と即答。
よしながふみさんの原作漫画が連載をスタートしたのが2007年ですから、15年以上が経ちます。漫画によっては年齢を取らない主人公もいますが、本作は齢を重ねるスタイルで、当初40歳そこそこだった二人も、今や五十代になっていますが、今回は史朗50歳、賢二47歳という設定。実年齢は逆で、西島さんが52歳で、内野さんが55歳。
子供の頃は、同級生はみんな老人になって死んでいくような気がしてましたが、実際には若くして亡くなる人もいますし、五十過ぎれば病死する人もぽつぽつと出てくるもの。
season2では「老い(の前兆)」がテーマになっているように思いますが、史朗の友人が病死したことで、あらためて誕生日について思いを馳せ、自分と賢二の健康を願い、合同誕生日へという流れが秀逸でした。そして、航(磯村勇斗さん)からの悪戯プレゼントというオチ。
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