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ドラマ日記『べらぼう』(第6話)
江戸時代中期、江戸のメディア王として時代の寵児となった蔦屋重三郎(横浜流星さん)。お上に目を付けられても、面白さを追求。蔦重こと蔦屋重三郎の波乱万丈の生涯。笑いと涙と謎に満ちた痛快エンターテインメント大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の第6話「鱗剥がれた節用集」。
蔦重は、吉原細見だけでなく挿絵入りの青本を作ろうと、鱗形屋孫兵衛(片岡愛之助さん)と共にアイデアを考え、ネタ集めに奔走する。そんな中、須原屋(里見浩太朗さん)から『節用集』の偽板が出回っていると聞き、蔦重の中に、ある疑念が生じる…。
錦絵の件では西村屋(西村まさ彦さん)と共謀した鱗形屋に、煮え湯を飲まされた蔦重でしたが、気持ちを切り替え、分家を目指して走り始めます。鱗形屋も本作りに対する情熱は持っていたようで、前半は二人で楽しげに見えたのですが…。
内情は火の車だった鱗形屋は、偽板に手を出しており、それに気が付いた蔦重でしたが、告げ口は性に合わないことから、そのまま放置。その後、長谷川平蔵(中村隼人さん)らが鱗形屋に踏み込み、孫兵衛は捉えられてしまいますが、蔦重は平蔵の口添えで見逃され。
一方、日光社参の件では、松平武元(石坂浩二さん)に屈服させられた田沼意次(渡辺謙さん)。留守中に嫡男の意知(宮沢氷魚さん)が、旗本・佐野善左衛門政言(矢本悠馬さん)から預かった家系図を池に投げ捨ててしまい…。
今期『相続探偵』では、コメディー担当の矢本さんですが、大河ではシリアス演技が見られそうですね。史実通りなら、宮沢さんの退場も近いということでしょう。