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ドラマ日記『南海トラフ巨大地震』&『しょうもない僕らの恋愛論』(第7話)

3月4日に『NHKスペシャル』内で放送されたドラマ「南海トラフ巨大地震」。ある家族を中心に、マグニチュード8.9の巨大地震による被害やその後がリアルに描かれ、「半割れ」リスクについても触れられていました。

東大阪で工場を経営する貴彦(松尾諭さん)。ある日、妻・晴美(高野志穂さん)は食事会、息子・巧海(中須翔真さん)は塾とバラバラに過ごすことになったその夜、西日本でM8.9の大地震が発生。高知に移住した父・誠一郎(中原丈雄さん)らを巨大な津波が襲い、気象庁職員の妹・あかり(仁村紗和さん)は対応に追われていた。

舞台は朝ドラ『舞いあがれ!』と同じ東大阪な上に、望月佳晴役の松尾諭さんと、広田大樹役の中須翔真さんが親子役という、パラレルワールド的雰囲気。劇中のラジオからはback numberの「アイラブユー」が流れるなど、朝ドラタイアップといったところ。

ちょっとオヤッと思ったのは、晴美の食事会の相手というのが、イケメンなバツイチ先輩男性で、えっ不倫(未遂)!?という描写。まあ、実際に巨大地震発生時に、人に言えないことをしている人もいるでしょうから、リアルと言えばリアルなんですが。あと、原発リスクはスルーした模様。

とはいえ、最悪の場合、震災により32万人&関連死で7万6千人の死者が出ると試算されている南海トラフ巨大地震。翌5日放送の第2部「最悪のシナリオにどう備えるか」も併せてどうぞ。

デザイナーの筒見拓郎(眞島秀和さん)と、拓朗が20年前に愛した谷村安奈の娘・くるみ(中田青渚さん)と、拓朗を想い続ける同級生・森田絵里(矢田亜希子さん)が絡んだヒューマンドラマ『しょうもない僕らの恋愛論』の第7話。

拓郎と付き合うことになった絵里は、拓郎の家で暮らすことにする。一方、くるみは、父親の研二(橋本じゅんさん)から呼び出されていた。絵を描くことが好きなくるみに、研二はニューヨークに来ることを提案。

それまでの殺伐とした独身生活を送っていた拓郎でしたが、絵里との同棲により、生活に彩りと安らぎが生まれてきました。そんな時、絵里の同僚(内田慈さん)から、絵里が海外赴任の打診を断って拓郎を選んだと聞き…ちょっと揉めますが、案外さっくり仲直り。

一方、ニューヨーク行きの話を、祖母・桃子(手塚理美さん)に言い出せなかったくるみでしたが、研二が桃子に話したようで、桃子は安奈がくるみのためにコツコツ貯めていたという通帳を見せ、美大に進学するに十分なお金があると、くるみを後押し。亡母の愛ですねえ。

余談:昨夜の『大奥』の三浦透子さんの演技が凄かったですね。ここ最近の三浦さんの出演作を並べてみると、各国で映画賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』、朝ドラ『カムカムエヴリバディ』、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』、『エルピス-希望、あるいは災い-』、『ブラッシュアップライフ』、そして『大奥』と傑作にしか出ていないことに、今更ながら鳥肌。

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