新ドラマ 『100万回 言えばよかった』&『リエゾン』&『機捜235』
大河ドラマと朝ドラの主人公と言えば、俳優や女優にとって、一生に一度は演じてみたい、しかし実現できる人は一握りという大役。そんな大河と朝ドラの両方に主演した人が少数ながらいます。
一人目は松嶋菜々子さん。朝ドラ『ひまわり』と大河『利家とまつ』。二人目は宮﨑あおいさんで、朝ドラ『純情きらり』と大河『篤姫』。三人目が井上真央さん。朝ドラ『おひさま』と大河『花燃ゆ』。最後は吉高由里子さんで、朝ドラ『花子とアン』と再来年の大河『光る君へ』です。
そんな井上さんは、近年出演作が少な目でしたが、来年1月期のTBS金曜ドラマ『100万回 言えばよかった』に主演決定。共演に佐藤健さんと松山ケンイチさん。脚本は、『透明なゆりかご』『きのう何食べた?』や朝ドラ『おかえりモネ』の安達奈緒子さん。共演者・脚本家・放送枠から期待できそう。
突然の死によって、運命が引き裂かれてしまった悠衣(井上さん)と直木(佐藤さん)。そして2人を繋ぐ唯一のよすがである譲(松山さん)。非情な運命に必死で抗い、奇跡を起こそうとする3人を描く“切なくて温かい”ファンタジーラブストーリー。
「発達障害」という言葉が広く認知されるようになってきたのはいつ頃からだったのか。発達障害者支援法が施行されたのが2005年であり、恐らくは「学習障害」を含む「発達障害」という言葉が広まったのは、21世紀に入ってからだったように思います。
「知的障害」を持つ登場人物が登場するドラマは、芦屋雁之助版『裸の大将放浪記』(1980~1997年)、『ピュア』(1996年)、『聖者の行進』(1998年)など昔からありましたが、「発達障害」となると『僕の歩く道』(2006年)、『俺の家の話』(2021年)など、少し遅れて登場した印象。
そんな「発達障害」を持つ医師が主人公のドラマ『リエゾン-こどものこころ診療所-』が、2023年1月20日にスタート。主演は山崎育三郎さんで、共演に松本穂香さん。ヨンチャン&竹村優作さんの漫画原作で、脚本は『Dr.コトー診療所』シリーズや『その女、ジルバ』の吉田紀子さん。
郊外の児童精神科クリニックを舞台に、自らも発達障害を抱える児童精神科医(山崎さん)と研修医(松本さん)が、生きづらさを持つ子供と親に、正面から真直ぐ向き合う感涙必至のヒューマンドラマ。
捜査第一課が担当する事件の初動捜査を担当する「機動捜査隊(略称:機捜)」。1959年、警視庁刑事部捜査第一課に「初動捜査班」として設置されたのが原型で、1971年には全国の都道府県警察への配備が完了したとか。
機捜ドラマというと、1961年に『特別機動捜査隊』がスタート(全801話)。杉良太郎さん主演の『大捜査線』(1980年)は微かな記憶。近年ですと、松坂桃李さんと木村文乃さんが共演した『サイレーン』(2015年)や、綾野剛さんと星野源さんのW主演『MIU404』(2020年)などがあります。
そんな機捜を舞台としたSPドラマ『機捜235』が、2023年1月期に連ドラ化。主演は中村梅雀さんで、バディ役に平岡祐太さん。今野敏さんの推理小説が原作で、脚本は『警視庁捜査一課長』の安井国穂さん、『のぞき屋』の村川康敏さんほか。
機動捜査隊に配属された、一見さえないオッサンだが、実はレジェンドの縞長省一(中村さん)と、捜査一課に異動を夢見るイケメン隊員・高丸卓也(平岡さん)が、様々な事件を解決するサスペンス。
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