俳優ノート『須賀健太さん』
気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、2021年夏ドラマ『准教授・高槻彰良の推察』に出演する須賀健太さん。ホリプロ所属。
「子役は大成しない」という言葉はもはや死語。中高時代、一時的に仕事に恵まれない時代を経験する人もいるようですが、上手く大人の俳優に脱皮、第一線で活躍する子役も多数。神木隆之介さんや志田未来さん、杉咲花さんに中川大志さん。近年大ブレイクの伊藤沙莉さんもそうでしょう。
『人にやさしく』(2002年)で子役としてブレイクした須賀さんもその一人。『花田少年史 幽霊と秘密のトンネル』(2006年)で早くも映画初主演。『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ(2005-2012)の淳之介役として、知名度も抜群。
学園ドラマとしては、広瀬すずさんのドラマ初主演作『学校のカイダン』(2015年)が記憶に残ります。須賀さんは、プラチナ8という絶対権力を持つ生徒たちにイジメられるツバメ(広瀬さん)の味方になる、生徒会副会長役。ちなみに、神木さんや杉咲さんも出演しています。傑作。
名門学園に特別採用枠で編入した高校2年生の春菜ツバメ(広瀬さん)。しかし、学園は“プラチナ8”と呼ばれる裕福で華やかな生徒たちがトップに君臨し、牛耳っていた。ド底辺の「女子高生」×天才の「スピーチライター」(神木隆之介さん)。誰もが見たことのない新たな学園ドラマ。
映画では『シマウマ』(2016年)や『獣道』(2017年)など、イメージを打ち破るような役に挑戦してきた須賀さん。その流れでいうと、ドラマ『今日から俺は!!』(2018年)のヘルメット男役もインパクトがありました。
時は“ツッパリ”という言葉が全盛期の80年代初頭。[自由奔放][ワガママ][悪知恵]は天下一品。やられたらどんな手を使ってもやり返す。主役の概念をぶち壊す、規格外ヒーロー現る!斜め上行き過ぎるヤンキーコメディー!
『隣の家族は青く見える』(2018年)のサラリーマン役など、スーツ姿も違和感がなくなってきた須賀さん。最後は『青のSP―学校内警察・嶋田隆平―』(2021年)を挙げておきましょう。須賀さんは、真面目過ぎる性格のため、先輩に仕事を押し付けられる英語教師役を巧みに演じていました。
「学校内警察」制度が試験導入された赤嶺中学校に、嶋田(藤原竜也さん)は志願して配属される。表向きは何の変哲もない公立校に見えるが、嶋田の登場によって、SNS、薬物、盗撮、さらにはマタハラやセクハラなど様々なトラブルがあぶり出され、嶋田が校内にはびこる“悪”を痛快に成敗する!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?