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『あまちゃん』風味!?…今週の『おむすび』(第1週)

“ギャル”の主人公・米田結(橋本環奈さん)が、あることをきっかけに “人のために役立つ喜び”に目覚め、“栄養士”を目指し、激動の平成から令和であっても、思いっきり楽しみ、時に悩みながら生きていく朝ドラ『おむすび』の第1週「おむすびとギャル」。

結が糸島東高校に入学した初日を描いた月曜日。クラスの宮崎恵美(中村守里さん)と友達になり、幼馴染の古賀陽太(菅生新樹さん)からは、結のあだ名「おむすび」の由来が明かされ、さっそくドラマタイトル回収。

担任の松原保(長谷川忍さん)からは、姉の歩(仲里依紗さん)のことを弄られ、帰宅中に防波堤で人助けのために海に飛び込み、「鬼怒川の河童」こと四ツ木翔也(佐野勇斗さん)との出会い。そして、ギャルたちに呼び止められ…。

結が伝説のギャルだった歩の妹と知った「博多ギャル連合(ハギャレン)」の真島瑠梨(みりちゃむさん)らが、総代になってくれるよう依頼してきた火曜日。結は早々に逃げ帰り。

結の父・聖人(北村有起哉さん)らがかつて関西に住んでいたことが明かされ、結のセリフ「平穏無事に過ごせて、美味しいものさえ食べられたらそれでいいと」からは、阪神淡路大震災の被災者であったことが暗示されました。そして、書道部の先輩・風見亮介(松本怜生さん)と出会い。

結が風見先輩と恵美に、入部を熱心に勧誘された水曜日。部屋に様子を見に来た母・愛子(麻生久美子さん)に、入部を迷う理由として、農業の手伝いがあると言った後、「いくら楽しくても、なくなっちゃうかもしれんし…」と本音をこぼし、震災らしきシーン。愛子は「大丈夫だから」と寄り添い。

恵美に誘われた書道展覧会を見に、福岡市天神に出かけた結。今は無き「天神コア」の姿(CG)に地元民は胸熱。風見先輩は来ておらず、早々と帰ろうとする結に声をかけてきたのはハギャレンのメンバーたち。そこに、結が絡まれている勘違いした男性(瀬野和紀さん)が、警察官を連れて来て…。

カツアゲ疑惑は解けたものの、通報者がギャルたちを「社会のクズ」呼ばわりした木曜日。その後、再びギャルたちは筑肥線一貴山駅前に現れ、結をしつこく勧誘し口論に。結は「ギャルも姉も大嫌い!」と言い放ち。『おかえりモネ』と同じく、姉妹の間にギクシャクしたものがありそうです。

ちなみに、一貴山駅から福岡市天神までは、片道40分超、運賃680円ですから、往復1時間半、1400円ほどかけてギャルたちはやってきているわけですね。

結を連れた祖父・永吉(松平健さん)が、商店街で規格外(クズ)の野菜を見事な口上で売り捌き。再会した翔也に結は「変な奴」…恋愛フラグ立ちました。スナックに立ち寄った永吉は結に、見かけはどうあれ、この世にクズなんてものはないと。トラック運転してきた永吉に飲酒運転疑惑(笑)。

結がアクロス福岡で開催中の展覧会に、風見先輩とやってきた金曜日。途中で見かけたハギャレンのスズリン(岡本夏美さん)が気になり、引き返して病院に連れ添い。栄養失調と判明。スズリンの身の上話を聞き、おむすびを差し出し、距離が縮まった二人。

そこにハギャレンの他のメンバーがやってきて、結と友達からスタートすることに。早速プリクラを撮る5人。案外楽しかったようで、結は反発していた元ギャルの姉の部屋に入り。

海中飛込みといい、時が止まった部屋訪問といい、朝ドラ『あまちゃん』オマージュなのかな。姉妹の確執は朝ドラ『おかえりモネ』。「神戸」という地名も出てきましたし、本作が震災ドラマの集大成になるという予想は、さほど的外れではなかったのかなと。


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