甘くなかった新生活…今週の『おむすび』(第8週)
“ギャル”の主人公・米田結(橋本環奈さん)が、あることをきっかけに “人のために役立つ喜び”に目覚め、“栄養士”を目指し、激動の平成から令和であっても、思いっきり楽しみ、時に悩みながら生きていく朝ドラ『おむすび』の第8週「さよなら糸島 ただいま神戸」。
2007年、結たちが陽太(菅生新樹さん)らに見送られて、神戸に旅立った月曜日。結のギャル化はさらに進み、見送りに来なかった祖父・永吉(松平健さん)が初めて畑で働いている姿(笑)。手付きは慣れてるな。
復興したかに見える神戸では、商店街の昔馴染みである美佐江(キムラ緑子さん)らが出迎え、さっそく関西ノリの会話が繰り広げられました。店の上の賃貸マンションに住むことになった米田家。通勤時間がなくて便利なようですが、自分だったら落ち着かないなあ。
結が美佐江の娘で、幼馴染の菜摘(田畑志真さん)に、彼氏の翔也(佐野勇斗)の写真を見せた火曜日。翔也は社会人野球の名門「星河電器」に入社し、闘志を燃やしますが、中村重治監督(嶋尾康史さん)からは「まだ線が細い」と言われ。これは後の伏線になるんでしょうね。
母・愛子(麻生久美子さん)に教えてもらい、翔也とのデートプランを考えてきた結でしたが、翔也は父・聖人(北村有起哉さん)の店「ヘアサロン ヨネダ)に行きたいと言い出し。イチゴを手土産に、結と結婚を前提に真剣交際の挨拶。いや真面目過ぎるだろう(笑)。手繋ぎも初めてでは?
神戸栄養専門学校の初日。盛り気味にメークして向かった結でしたが、同級生らしい矢吹沙智(山本舞香さん)から「ここ栄養士の学校やねんけど?」と声を掛けられ。さらに「何、その格好。あんた、舐めとん?」と喧嘩腰。最初は衝突し、その後に親友になる展開なのでしょう。
結と沙智と湯上佳純(平祐奈さん)と森川学(小手伸也さん)が同じ班になり、2年間一緒に行動することが決まった水曜日。担任教師の桜庭真知子(相武紗季さん)は最初からかましてくるタイプで、授業内容も結には難解。ネイルや長い髪もさっそく注意され。
結と佳純が遅れて調理実習の教室に入ると、講師の石渡常次(水間ロンさん)から付け睫毛やラメなどのメークを落として来るよう指示され、授業は包丁研ぎからスタート。ネイルや付け睫毛など、考えればわかりそうなものですが、いつの間にか結がおバカキャラになってますね。
沙智と佳純の言い争いを仲裁しようとした結が、逆に二人からディスられた木曜日。同じ頃、商店街の渡辺孝雄(緒方直人さん)と市役所の若林建夫(新納慎也さん)が揉めているところを目撃した聖人は、仲裁に入るも逆に孝雄から「神戸を見捨てて逃げたくせに」とディスられ。
頑なな孝雄の唯一の心の拠り所は、震災で亡くなった娘の真紀(大島美優さん)のお墓だけでした。調理実習の終わりに、班替えを訴えた沙智。すると、講師の石渡は班で協力して「献立」を考えるという課題を出しました。
沙智と佳純がそれぞれ「献立」案を持ってきた金曜日。どちらかを選べない結は折衷案を出しますが、二人は難色。そこに居酒屋でアルバイトをしている学がアイデアを出し、その線で実際に調理することに。
スーパーに買い出しに出た女性3人でしたが、料理に必要な小松菜が売り切れ。沙智が困っていると、結が農家出身の知識を活かし、代わりにスイスチャードを使う提案。
石渡の試食も合格でしたが、班替えはなし。社会に出れば、気に入らない人間とも仕事をするのが当たり前。その訓練というわけです。そして、結の姉歩(仲里依紗さん)が神戸に帰ってきました。仲さんと踏切というと、アニメ映画『時をかける少女』を思い出しました。