「君に夢中」ってリアルだとちょっと恥ずかしい

2021年秋ドラマの中でも高い評価を得ている『最愛』。脚本や演技、演出も素晴らしいのですが、宇多田ヒカルさんの主題歌が、曲もタイミングも最高で、同じTBS金曜ドラマ枠の『アンナチュラル』における米津玄師さんの「Lemon」を思い出しました。

宇多田さんの主題歌をタイトルも知らずに聴いていたのですが、ふとWikipediaを確認してビックリ。ドラマのイメージとは違う、「君に夢中」なんだなと。作品の世界観(恐らくは大輝の視点)にも合っていて、歌詞も素晴らしいんですが、「君に夢中」のタイトルにちょっとだけ引っ掛かり。

ドラマや映画、歌や小説やマンガなどで「君に夢中」というセリフや文章は割とありますが、余程シチュエーションとか言い方を考えないと、「キザ」なセリフになりそうな気もして。「ハニー」とか「ベイビー」的な匂いでしょうか。実際、リアル生活で「君に夢中さ」とか言ったことないし。

と、ここで「彼氏・旦那に言われたい“キザなセリフ”TOP10」(CanCan調べ、2019年)を引用してみましょう。

1位「君と出会えたこと以上の幸せは ないよ」(22.4%)、2位「愛してる」(20.4%)、3位「生まれ変わっても一緒になろう」(18.2%)、4位「君がいない人生なんて考えられない」(16.8%)、5位「君は僕の宝物」(11.8%)

いやあ、キザですね。どんな顔して言ったらいいんでしょう。本当に口にする男がいたら「お前は山﨑賢人か福士蒼汰か!」と突っ込みたくなりますが、「言われたい」ですからリアル寄りというより、夢物語的なセリフってことですかね。

noteのみなさんが、どんな「キザなセリフ」を言った・言われたか聴いてみたい気もします。




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