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ドラマ日記『ハヤブサ消防団』&『この素晴らしき世界』(第5話)

スランプ気味の作家・三馬太郎(中村倫也さん)が亡き父の故郷、山間の“ハヤブサ地区”に移住。地元の消防団に加入したのを機に、太郎は連続放火騒動に巻き込まれる戦慄のホラーミステリー『ハヤブサ消防団』の第5話。

映像ディレクター・立木彩(川口春奈さん)と一夜を過ごした直後、編集者・中山田洋(山本耕史さん)からの連絡で、彼女が新興宗教の元信者だと知らされた太郎。戸惑いを消化しきれない中、町おこしドラマの撮影がスタートする。

彩の過去と現在のハヤブサ地区が交互に描かれる構成。町長の村岡信蔵(金田明夫さん)の不倫と予算不正流用をネタに脅かし、町興しドラマ制作を復活させた消防団の面々。ドラマの出演者としても参加し、名優の方々が下手芝居(笑)。

映像の脚本や監督志望だった彩は、制作会社「東京アーツムービー」で働きながら、脚本を書いていると、社長の浅野ヤスノリ(久保田悠来さん)に目をかけられ。彩の脚本がドラマ化されるにあたり、名前の知られた浅野の名前で出すことになり、彩はゴーストライター化。精神がすり減り、心が壊れていく様子が丁寧に描かれました。

だからこそ、そこに彩の高校時代の友人・滝川明日花(金澤美穂さん)を通して、宗教団体「アビゲイル騎士団」がすっと入ってくる様子に説得力がありました。未払い賃金を制作会社に要求し、最後に浅野に言ってやった彩。

彩を避けていた太郎でしたが、意を決して「アビゲイル騎士団」の話を聞き、納得した太郎。「明日の晩ご飯、僕が作りますから、一緒に食べませんか?」と彩を抱きしめ。しかし、抱きしめられた彩は山原展子(小林涼子さん)の写真を見ながら、不敵な笑みを浮かべていました。本当は今も信者ってことでしょうか⁉

普段はスーパーでパートをしている主婦・浜岡妙子(若村麻由美さん)が、ある日を境に大女優・若菜絹代(若村さん)としてなりすまし生活を送る姿をコミカルに描くコメディー『この素晴らしき世界』の第5話。

妙子は比嘉莉湖(木村佳乃さん)の孫・信男(須山結斗さん)の世話を手伝っていると、仕事を終えた莉湖が帰宅する。妙子は疲れた様子の莉湖に何かあったのか尋ねるが、莉湖は何か隠しているよう。莉湖は『プロダクション曼珠沙華』を訴える櫻井佳音(葉月ひとみさん)の事で頭を悩ましていた。

本作の脚本家・烏丸マル太という人が謎でしたが、鈴木吉弘プロデューサーのペンネームだと明かされました。大学時代から使用している名前で、バイト先が、京都の烏丸丸太町にあったからだそうです。

佳音の自殺未遂の真相を、同期の内藤祥子(周本絵梨香さん)に尋ねた莉湖。佳音は仕事上でお願いする立場にある帝都テレビの沖野島紀明ディレクター(吉田宗洋さん)からセクハラを受けており、持ち帰り的に関係を持つに至り、なし崩し的に付き合うことに。しかし、同様のことを他の女性にもしていたことが発覚するも、業界的な“常識”で泣き寝入り。

『ハヤブサ消防団』でも彩の部屋に浅野が上がり込み、シャワーを借りるシーンがあり。二人が男女関係にある暗喩でしょうが、権力のある男がその立場を使って性加害を行い、女性に無理やり受け入れさせるという話が二作品続いた日でした。現実に今もある問題でもあります。

沖縄での国際映画祭の仕事が入った妙子。一泊二日ということで、夫・陽一(マキタスポーツさん)を怒らせ、家を飛び出す計画でしたが、アンガーマネジメント研修を受けたばかりの陽一は普段と違い、怒ることなく。

困った妙子でしたが、マネージャーのセシル(円井わんさん)が作戦Bを実行。事前に育田(平祐奈さん)が仕込んでいたハニートラップにまんまと引っかかっていた陽一。沖縄行きを認めるしかありませんでした。

無事映画祭の仕事を絹代としてこなす妙子。しかし、その映画祭の様子はテレビで放送され、絹代も見ていました。自分のなりすましがいることに気が付いた絹代。さて、どうなりますか。

余談:『ブラタモリ』今回は宮城県松島。安芸の宮島、丹後の天橋立もすでに放送されているので、「日本三景」コンプリート。自分も大学時代までにすべて周りました。番組ロケ中に松島基地のブルーインパルスの訓練機が登場。仕込みはさすがに難しいでしょうから、こんな奇跡ある⁉


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