ドラマ日記『しょうもない僕らの恋愛論』(最終回)
デザイナーの筒見拓郎(眞島秀和さん)と、拓朗が20年前に愛した谷村安奈の娘・くるみ(中田青渚さん)と、拓朗を想い続ける同級生・森田絵里(矢田亜希子さん)が絡んだヒューマンドラマ『しょうもない僕らの恋愛論』の最終回。
絵里と別れて数年後。フリーのデザイナーとして忙しい日々を送る拓郎。一方、大学生になったくるみは出版社でバイトを始め。ある日、くるみは、出版社で拓郎と鉢合わせする。さらに、拓郎が絵里と別れたことを知って…。
急な独立で、フリーでの仕事が心配された拓郎でしたが、そこはうまく軌道に乗っているので安心した3年後。美大受験は失敗し、一般大学に入学したくるみ。同級生男子からアプローチされるも相手にせず、出版社バイトをしていたら偶然の再会。ひょっとして、微かな期待を持ってのバイト選び?
くるみの後押しもあり、漫画家・ワカタマコ(木村祐一さん)の担当に復帰した拓郎。お礼も兼ねて、ワカタマコの過去作品の舞台を二人で聖地巡礼。3年ぶりの思いが溢れたくるみは「好きです」と拓郎に直球告白。
3年前の女子高生のくるみなら犯罪ですが、もはや二十歳過ぎの大人の女性。しかし、拓郎が出した答えは「くるみちゃんと初めて会ったときから、君を通して安奈を見ていた。ごめん」。なんと、プラトニックな。まあ、綺麗にストーリーを終わらせるなら、これしかないかな。
お互いに好きだったものの、それを口にすることもなく、付き合うこともなく終わった拓郎と安奈だけに、余計にその想いを引きづってるんでしょうね。
マスターの「思い出なんてしょうもないもん引きずってるのは、男だけなのかもしんねえぞ」の言葉に、「そうだね」と応えた拓郎でしたが 「結局、俺は、そんな過去のしょうもないもんと一緒に、これからも生きていく気がする」と。わかり過ぎるほどわかる(笑)。拓郎は自分でした。
余談:朝ドラ『ひらり』(1992年)の放送再開。