ドラマ日記『新宿野戦病院』&『あの子の子ども』(第7話)
新宿区歌舞伎町の「聖まごころ病院」に、突然アメリカ国籍の元軍医であるヨウコ・ニシ・フリーマン(小池栄子さん)が降臨。美容皮膚科医の高峰享(仲野太賀さん)と出会い、歯車が動き始める救急医療エンターテインメント『新宿野戦病院』の第7話。
横山勝幸(岡部たかしさん)は堀井しのぶ(塚地武雅さん)のある姿を見て、今まで自分が勘違いをしていたことを聖まごころ病院の医師たちに話すが、横山以外はその話を聞いても全く動揺せず受け入れる。
朝ドラ『虎に翼』に、原爆裁判の原告代理人である社会派弁護士・雲野六郎として塚地さんが再登場し、よね(土居志央梨さん)や轟(戸塚純貴さん)の前で涙を見せたこの日。本作では堀井を巡るジェンダーエピソードを軸に、孤独死やホームレス、認知症といった問題も描かれました。
かつて自分のジェンダーに対する違和感を、両親にカミングアウトした堀井でしたが、亭主関白だった父(野添義弘さん)からは拒絶され、実家から足が遠のき。
父亡き後、母(藤田弓子さん)が認知症で自分の父親と勘違いするようになったことから、母のために父のフリをしていたことが判明。しかし、自転車を運転していた母の加害事故をきっかけに、母の認知症もきちんと受け入れ、他者(公)も利用することにしました。
次回は白木(高畑淳子さん)の回になるようですが、「コンカフェ(コンセプトカフェ)」と「メイドカフェ」の違いもよくわからないです。行ったことがあるのは猫カフェだけ。
高校2年生の福(桜田ひよりさん)と、幼なじみの恋人・宝(細田佳央太さん)が避妊に失敗し、福の妊娠が発覚。決してなかったことにできない現実に悩み、葛藤する2人を描く、“ラブストーリーの一歩先”の物語『あの子の子ども』の第7話。
福の妊娠を知った月島直実(美村里江さん)が血相を変え、川上家へ謝罪に行こうとしていた。宝は、母の行動に戸惑いながらも、なんとか話を聞いてもらおうとするが、直実は耳を貸さず、1人でタクシーに乗って出かけてしまう。
ミムラ改め美村里江さんは、月9ドラマ『ビギナー』の主演抜擢からスタート。いわゆる美人女優というイメージでしたが、休業や離婚を経て、陰のある役も増え、容姿ではなく演技で評価される実力派と評されるようになってきました。
今回も思った通りの修羅場演技。高校生に選択肢はない、中絶一択の直美に対し、説得を試みる宝と福ですが、はねつけられ。なんとか「時間をください」という落しどころが精一杯。そこに、福の母・晴美(石田ひかりさん)も、時間を与えて欲しいと依頼したところで終了。
次回は、福の父・慶(野間口徹さん)も加わってさらなる修羅場が待ち受けているようです。
余談:槇原敬之さんの執行猶予が取れて1年。メディアへの本格復帰の前哨戦でしょうか。TVerでも配信中の『久保みねヒャダ こじらせナイト』にマッキーが登場。アルバム『君は僕の宝物』の収録曲「三人」の歌詞解説など、面白かったです。TBSラジオ『こねくと』にも出演予定。