女優ノート『矢田亜希子さん』
気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回は、2024年1月期冬ドラマ『ナースが婚活』に主演する矢田亜希子さん。トヨタオフィス所属。
1990年代中頃から、大ヒットドラマに数多く出演してきた矢田さん。ドラマデビュー作は、脚本家・北川悦吏子さんの伝説のドラマにして、豊川悦司さんと常盤貴子さんのW主演『愛していると言ってくれ』(1995年)でした。矢田さんは、豊川さん演じる榊晃次の義理の妹役。密かに好きだった系。
『やまとなでしこ』(2000年)では、主人公の桜子(松嶋菜々子さん)の後輩客室乗務員にして、欧介(堤真一さん)に次第に惹かれていくという重要な役どころ。
『恋を何年休んでますか』(2001年)、『恋ノチカラ』(2002年)と連ドラの主要キャストの常連になると共に、お嬢さんキャラのイメージが定着してました。『マイリトルシェフ』(2002年)で初主演。そんな中、二つの傑作ドラマに出演した2003年。
まずは草彅剛さん主演の『僕の生きる道』。余命宣告を受けた主人公の同僚教師で、後に妻となるヒロインを演じました。脚本家・橋部敦子さんの「僕シリーズ3部作」の最初の作品。数々の名言が出てきます。自分も余命宣告を受けたら、またこのドラマを繰り返し見ようと思います。
「間違っていると指導してあげるのが、教師の勤めではないのですか?命にかかわる大切な事を指導するより、進学率を上げる教師の方が正しいと言うのなら、ぼくは教師を続ける気はありません!」
そしてもう一作が、唐沢寿明さん版『白い巨塔』。矢田さんは主人公の天才外科医・財前五郎(唐沢さん)の恩師で、やがて後継久教授問題で対立する東教授(石坂浩二さん)の一人娘役。財前の親友で、既婚者の里見先生(江口洋介さん)に想いを寄せていました。
2005年、自身が主演した『夢で逢いましょう』で共演した俳優と翌年結婚、出産。色々あって、『ヴォイス〜命なき者の声〜』(2009年)で女優復帰。法医学教室の助教の役でした。
以降はゲスト出演が中心の印象でしたが、2023年は『しょうもない僕らの恋愛論』と『日曜の夜ぐらいは…』にレギュラー出演。前者はヒロイン役で、後者は毒母役と新境地。久々の主演ドラマも楽しみです。
余談:『紅白歌合戦』でのYOASOBI「アイドル」にハマり、主題歌となっているアニメ『推しの子』の原作漫画を読み進め始めました(第1巻は読んでいました)。第2巻まで読むと、グッと面白くなりますね。
アニメの方はまだ手を付けていませんが、公式Youtubeの「振り返り特番」を見ると、アニメ第7話までのあらすじがわかります。原作でいうと、第4巻辺りまでかな。