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ドラマ日記『TOKYO MER』(第2話)&『青天を衝け』(第22話)

救命救急チーム“TOKYO MER”の活躍を描く、ヒューマンドラマ『TOKYO MER~走る緊急救命室~』第2話。やはり弦巻(中条あやみさん)の指導医・高輪(仲里依紗さん)は、喜多見(鈴木亮平さん)の元妻と判明。

自身を危険にさらして現場でオペするチーフの喜多見に、研修医の弦巻は反発するが、弦巻の起こしたミスにより患者は命の危険に陥ってしまう。大きく自信を失った弦巻に、夏祭りでの爆発事故の出動命令が下る。

プロフェッショナル集団の「TOKYO MER」の中で、唯一中途半端な弦巻が、喜多見らの手が回らない患者を前に「あなた以外に今、その人を救える人はいませんよ」といわれ覚悟を決め、オペに踏み切る姿が描かれました。毎回、一人のスタッフに焦点を当てていくのでしょう。

一方、実は密命を帯びている音羽(賀来賢人さん)は、喜多見の過去を探るべく、元妻・高輪に接触。1年間の空白期間に何があったのか、都知事(石田ゆり子さん)が「あのこと、バレたら終わりよ」と初回で語っていたことなのでしょうが、果たしてそれは…。

「死者0」というのはさすがにハードルが高い「TOKYO MER」ではありますが、スピーディーで手際鮮やかな救命シーンは今週も高水準。エンタメ作品としてよく出来ていますね。

次は、“日本資本主義の父”と呼ばれる、渋沢栄一(吉沢亮さん)の激動の人生を描く、大河ドラマ第60作『青天を衝け』の第22話。

パリに到着した篤太夫(栄一)は早速万博会場を視察。最先端の西洋技術を体感し、度肝を抜かれる。そして日本の展示ブースに掲げられた薩摩の旗。幕府使節団は薩摩に抗議するが、五代(ディーン・フジオカさん)とモンブランが裏で手を引いていた。

現地で撮影した映像とCGを合成し再現された、1867年のパリが見事。男女が一緒に踊る舞踏会に、憤慨する使節団の一部がいる一方、栄一はむしろ感心(本当は自分も踊りたい!?)。こうした柔軟性で、西洋の優れた文化やシステムを吸収。帰国後の事業展開に結実することになったのでしょう。

日本では、慶喜(草彅剛さん)が次々と幕政改革を打ち出し、イギリス公使も「徳川は持ち直すかもしれません」とつぶやくのですが…来週は大政奉還。語りの徳川家康(北大路欣也さん)の出番も、そろそろ終わりかな。


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