ドラマ日記 『コタツがない家』(第8話)
伝説のやり手ウェディングプランナーにして会社社長の深堀万里江(小池栄子さん)が、売れない漫画家の夫・悠作(吉岡秀隆さん)と人間不信の息子 ・順基(作間龍斗さん)、熟年離婚した父親・山神達男(小林薫さん)の3人のダメ男を養うハメになる、笑って泣けるネオ・ホームコメディー『コタツがない家』の第8話。
達男から万里江と別れるようにお願いされた悠作が、「しばらくひとりになって考えます」と置手紙を残し家を出てしまう。万里江がじっと待つ中、清美(高橋惠子さん)の家に知らないオジさん(小堺一機)がいたという情報を順基が持ってきた。
本作は脚本家・金子茂樹さんをはじめ、2019年に放送された『俺の話は長い』のスタッフが再集結しているというのが一つの“売り”。同作品で金子さんが向田邦子賞を受賞しているぐらいの傑作でした。
その作品のメインキャストだったのが、今回主演している小池さん。第8話では、『俺の話は長い』で小池さん演じる綾子の夫を演じた安田顕さんがサプライズ登場。悠作の親友役として絶妙の掛け合いを見せました。『セクシー田中さん』にも出てますし、大忙しですね。
何食わぬ顔で帰宅した悠作は漫画を描き始め。喜ぶ万里江に見せた表紙には『コタツがない家』の文字、でタイトル回収となりました。悠作の「離婚してください」に「嫌です!」と万里江。その言葉を漫画のネタになると思って、さっそくメモする悠作(笑い)。
余談:今夜いよいよNHK『大奥 Season2』(夜10時)が最終回。今期一番の傑作はどんな作品だったのか。スポニチの記事から引用してみます。
このドラマを企画した同局の岡本幸江プロデューサーも「うち(NHK)の全ての知恵、これまでの経験を結集して作っています」と胸を張る作品。
ジェンダー、権力、病など現代社会が直面する課題を大胆な世界観で鮮やかに描き、それでいて共感できるヒューマンドラマという“革命”を起こした同作。