ドラマ日記『東京サラダボウル』(第3話)
国際捜査の警察官・鴻田麻里(奈緒さん)と通訳人・有木野了(松田龍平さん)のコンビが、日本社会からこぼれ落ちそうな人生を拾っていく、“胃の合う”2人が「言葉」と「心」に向き合う、社会派エンターテインメント『東京サラダボウル』の第3話。
日本人の父・原嶋幸次(浜野謙太さん)と中国人から帰化した母・ユキを持つ幼児が誘拐される。有木野は母親への通訳を担当し、謎めいた事件に迫っていく。一方鴻田は、薬局での万引き犯逮捕に向けて潜入捜査を行い、赤ちゃんを育てているワン(張翰さん)という在日中国人の男性と出会う。
有木野が15歳まで中国で育ったことが新たに判明。それだけに中国の誘拐事情にも詳しく、誘拐された子供を探す専用サイトまで存在するけれど、ほぼ見つからないと。ユキが嘆いた「日本人になれば、子供は安全だと思っていた」の言葉は、中国の現状と共に日本の安全神話の綻びを示していました。
原嶋にギャンブルで作った多額の借金があり、その一部が返済されていたことを掴んだ捜査班。原嶋はかつてユキが務めていた店のホステス・アリサ(一宮レイゼルさん)に戸籍を売っていました。その直後、亜里沙は第2話で有木野にキスをしたシウ(絃瀬聡一さん)らに襲われ…。
一方、過去に経験があるのか、100点満点の接客術を身に着けていた鴻田。人の好さげなワンにも赤ちゃん用のおむつを選んであげ。度々店にやってくるワンでしたが、家の奥には誘拐された原嶋家の赤ちゃんが!で前編終了。
余談:1998年からTBSラジオの早朝番組を担当していた生島ヒロシさんが降板。セクハラ・パワハラ絡みということで、直後の番組を担当する森本毅郎 さんは「実際はもっと深刻なハラスメントがあったということだと思う」と発言。
また、TBSの安住紳一郎アナは『THE TIME,』の中で、「生島ヒロシさんは元TBSアナウンサーで、私も大変お世話になった先輩です」としながら、「大御所でも時代に合わせた行動が求められるというのは当たり前のことだと思います」とコメント。一発退場の人もいれば、居座り続けるドンもいる朝。
ちなみに、生島さんの番組は名前を外して継続。当面は代打対応で、今朝はフリーアナウンサーの片桐千晶さんでした。たしかなアナウンス技術と聡明さを感じさせ、聴きやすかったです。いつも生島さんのしゃべりは朝から煩いと感じていたので、むしろ歓迎(笑)。