一枚目のカードは「12%」。 強いカードだ。 仮に二枚目が「郊外」、「徒歩15分」でもまだ買える。もし「都心三区」、「タワーマンション」がきたら…。 買付の掛け金はミニマム10M以上のハイレート。出目は前回「無接道」と「代々木上原」、「旧耐震」と「相続」でプレイヤーの勝利が続いている。 「(プレイヤーだ…)」 勢いのある方に乗りたい。 バンカーのカードは「シェアハウス」と「雑色」。再建不可かせいぜい敷延だろう。安全条例がかかって長屋しか出来ない土地だ。大した値段がつ
2007年のあたり、売主にくっついてる建築士のブローカーに『売渡承諾書』偽造されたことがある。 その物件(以下物件名称を『α』とする。)は地方の支店が取り扱っていた。 本店において『α』をK証券が販売するレジファンドに組み入れようと言う話が進み、資金デリバリーと契約決済スケジュールをフィックスすべく、買付証明書と売り渡し証明書を交換した。 お互い満足のゆく価格だった。 売主の建築士ブローカーは「8,000万円くらい利益が出る。」と言っていた。 そして、その売却益で、売主に
今日もひどい1日だった…。 その日は冬の入口で夕方からビル風が強く吹き、今にも雨があふれそうな灰色の雲が重く渋谷の街にのしかかっていた。 日中の取引は天候以上に良くなかった。 朝イチ、月額2万円でPMを引き受けているオーナーから30分以上に渡り「作成した覚書はリーガルチェックをうけているのか?」等と当然ではあるが経済合理性を無視した問い合わせをうけていた。アラフィフの私は、街場の取引で覚書一通ごとにリーガルチェック等することはないんです、仕様に指定があるならテンプレ頂けない