スポーツに救われたので、スポーツによってどこかの誰かを救いたい
「新しいスポーツ作ったから一緒にやろうぜ!」
と、まるで放課後の空き地から聞こえてくるようなセリフを、まさかアラサー男性から聞かされるとは思わなかったであろう皆さんの戸惑いは、実際に体験会を開催するまでの半年間で、嫌というほど納得することができました。
やろうぜ!と言ってる本人は至って真剣なのですが、言われた側に立って考えると、そんな得体のしれないものに貴重な休日を奪われたいワケがない。
ですが、いつまでも、得体の知れないもの、のままでいたくはありません。
「これを読んだら体験会に参加して!ぜったい!」なんて言わないので、せめて、ラピッドボールを作った理由と、成したいこと、ビジョンのようなものを共有させてください。
■ラピッドボールを作ったワケ
僕には、9歳で始めたサッカーを、10歳の時にはドクターストップで辞めた苦い思い出があります。
子どもの成長期特有の骨の病気です。
それから、日常生活すらストレスに感じるくらいの足の痛みと付き合い始めました。
2年間全く運動をしないまま中学に上がったとき、友人から野球部に入ろう、と誘われます。
足のことがあるので当然断りましたが、体験入部だけでもと食い下がる友人。
しぶしぶついていった体験入部で、数年ぶりに体を動かしたのですが、足、治ってました。
「成長し、体がしっかりできあがってきたんでしょう」とお医者さん。
そして、体験野球が楽しかった。運動が楽しかった。
僕はまんまと野球部に入部し、引退までしっかりガッツリやりました。
ほとんど、中学生活=野球やってた記憶しかないです。
スポーツによって充実した生活を送ることができました。
この経験から、
何らかの原因で1度スポーツを辞めてしまった人、離れざるを得なかった人に、もう1度スポーツに取り組んでもらいたい。
という気持ちが芽生えます。
そして、
1度は挫折してしまったあらゆるスポーツ経験者が、1つの競技の中で一緒にプレーすることができたら最高なのでは?
と思うようになりました。
■ルールについて
なので、ラピッドボールは、投げるもアリ蹴るもアリ、という珍しいルールになっていて、
野球経験者なら"投げる"ことで、
サッカー経験者なら"蹴る"ことで、
それぞれ活躍することができるように作りました。
他の動作が苦手でも、一芸さえあれば、誰もがヒーローになれるように作りました。
また、スポーツ経験者でなくても、子どもでも大人でも楽しめるよう、特殊な道具は一切使わず、投げる/蹴る/捕る/走る/跳ぶの基本動作だけで構成しました。
初めてやる球技がラピッドボール、なんて方ももちろん大歓迎ですからね。
■ラピッドボールでやりたいこと
とはいえ元々のコンセプトは
スポーツを挫折した人に、もう1度好きになってもらうことですので、そういった方々に「ラピッドボールという選択肢もありますよ」と寄り添えたら良いなと思っています。
世界中の人に、ラピッドボールと選択肢を与え、ラピッドボールによって 日々の生活が少し豊かになれば最高だなと思っています。
自分が、スポーツに救われたように、スポーツによって、またどこかの誰かを救えれば良いなと思っています。
その為にも、是非、あなたに協力してもらいたいです。
一緒にラピッドボールを作っていきたい方、お待ちしております。
以上です。最後まで読んで頂きありがとうごさいました。