親子で三陸を巡る旅
2024年7月25日木曜日から3泊4日、小4と親子二人旅してきました。
8月は運営する民泊の予約が結構入っていたし、お盆休みは混んでいそうで、ホテルも高そうなのでこの時期に。三陸海岸を北上しながら漁港に立ち寄り釣りをしよう。野田村にある木彫りの魚の水族館「魚の番屋」に行ったら漁師の木彫り師、深渡栄一さんに会えるかな?という目論見。ホテルのバイキングも楽しみの一つ。
7月25日、梅雨終盤、降ったりやんだりするなか、大館を立ち国道103号で鹿角方面へ。更に盛岡を経由してこの日の目的地紫波町のオガ―ルインへ。
雨ですることなく、早く着きすぎたので、チェックインまで中庭の東屋でぼんやり建物を眺める。
紫波町は官民連携の街づくりが成功事例として語られることもあり、中庭を市役所、ホテル、体育館、図書館、スーパー、飲食店などが囲むコンパクトシティのお手本のようなプラン。
農村に見られるマンサード屋根がモチーフのデザイン。屋根から続く斜めの壁から雨が落ち、雨が落ちないドーマー窓部の下が中庭を横切る通路の起点になっている。なるほどよくできている。
朝食付きで9790円。歯ブラシが有料で持ってこなかった子供の分50円。
部屋は天井に配管が露出したモダンな造りだが、横顔レリーフのような壁紙が小4の趣味ではなかったようで不評だった。
翌朝朝のバイキングは中庭を見ながら食べられて気持ちいい。
7月26日、相変わらず雨の中、紫波から宮古へ。時折晴れ間も覗く。
道中休憩で寄った道の駅に薬師塗漆工芸館があったので入ってみた。
大型の芸術作品があり、細かな螺鈿の小箱や漆塗りの花瓶や家具、楽器などがあり、漆螺鈿細工の体験もできるようだ。まだまだ日本には知らないものがあるものだ。
道の駅宮古裏の宮古港で釣りを試みるが釣れず。
震災後、巨大な防潮堤ができている。
津波で壊れかけた蔵がまだ残っている。その背後には避難の高台が。
宮古と言えば浄土ヶ浜。しばしウミネコと戯れる。
ルートイン宮古に宿泊。9150円。大浴場はあるが部屋にバスはない。
翌日のバイキングはまあまあ。
7月27日、雨の中、震災遺構たろう観光ホテルへ。予約してないので中へは入れず。
近くの防潮堤に上ってたろう観光ホテルと漁港を見下ろしてみる。
道の駅で「いわてマンガ大賞」のチラシを見つけ、働きたいが口癖の小4にコンペで賞金10万狙ってみたらと勧めてみる。今年14回目。「コミックいわてweb」というサイトで過去の入賞作品や岩手所縁の漫画家の作品を見ることができる。漫画で岩手の伝統工芸や食、自然などをPRする作戦のようだ。
龍泉洞も選択肢の一つだったが雨が激しいし、飛ばして野田村の木彫りの魚美術館 「魚の番屋」へ。結構山の中である。大人1000, 子供500円。元漁師で作者の深渡栄一さんが直々に館内の作品を解説してくれた。
展示台の下には展示しきれない作品がまだまだあり、子供や孫の為に作った干支の木彫りなども見せてくれた。
さかなくんとの写真も飾ってあり、様々な交友関係や美術談義をした後、記念撮影をして会場を後にした。巨木銘木を提供してくれる林業関係者との出会いが大きい。自宅が火事で多くの作品や大切なものが焼失してしまい、今は小さなアパート暮らしらしい。
更に山奥に行くと手紙でしか予約ができない苫屋やアジア民族造形館があって、苫屋の夫婦とも話してみたかったが、豪雨でまたの機会にしよう。
三陸海岸を八戸へ北上。コンフォートホテル八戸にチェックイン。
晩御飯はくら寿司へ。翌朝のバイキングにはおなじみのせんべい汁が。
7月28日、蕪島の手前にある鮫漁港で雨の合間を縫って釣りを試みるも坊主。
何度か釣りをしたなじみの場所。隣の人は釣れてたから私たちが下手なのだろう。スーパーでお弁当とせんべい汁用せんべいを買って、帰路へ。
途中休憩で寄った鹿角の道の駅大湯では雨の中夏祭りの準備をしていたが、あの後人は集まったのだろうか?
三泊四日、ほぼ雨が降ったりやんだりで涼しいのはよかった。
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