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コザクラインコ(#153)

クチバシでガジガジと紙を細長く切りとる。切りとった紙の帯(オビ)を尾羽の間に次々と挟みこむ。短い自分の尾羽が嫌なので、長い紙の帯をいくつも刺して、美しく着飾っているように見える。その様子を見せている動画もたくさん上がっている。

「おしゃれなカラス」というイソップ寓話を子供のとき読んだ。絵本を持っていた。そのさし絵をはっきりと覚えている。子供の時に繰り返し読んだ絵本はずっと記憶に残っているよね。

イソップ寓話は大人になって読むと、ツッコミどころがありすぎて笑っちゃうでしょう?カラスの黒い羽はそれだけで美しい。実際のカラスは他の鳥のいろんな羽を使って着飾るなんて野暮なことはしない。そんなカラスなんて見たことねーし・カラスに失礼だ・・・と、大人気なくぶつぶつ言いたくなる。でも、誰にも言わない。その代わりこうやって・ここに書く。書いてスッキリする。イソップ寓話、子供のころは知らずにだまされて読んだけど、全然すきじゃないんだよね〜。え?あなたもそう?お〜心の友よ!

で、今日私が学んだ素晴らしい事実をお伝えしよう。コザクラインコ(ラブバードとも呼ばれる)が、紙を細く齧って帯にして、尾羽に刺すのは、自分を着飾っているのではない。この紙を使って巣づくりをするんだそうだ。一度にたくさんの紙の帯を巣まで運ぶための工夫なのだ。アッタマいい・すげ〜な。

自然界では、紙というよりも木の皮などを使うらしい。

外見がどうのこうの言ってるのは、愚かな人間だけです。カラスもコザクラインコも、そのままで自分たちが美しいことを知っています。人間の愚かな考えを、たくましくて美しい動物たちに押し付けんでくれ、イソップさんよ。は〜、書いてスッキリ。

あなたが感動した「動物たちが見せる工夫」はなんだろう?あなたの想像力が私の武器。今日も読んでくれてありがとう。

追記:
今日はえんぴつ画ではなくて、水彩色えんぴつと水彩絵の具で描きました。実際に指でちぎった紙をはめ込んで立体になってます。カワイイ。

動画のリンクはこちら。


水彩色えんぴつ・水彩絵の具・画用紙

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