Ako(@akolamble)

沖縄出身。1993年よりシドニー在住。英国人の夫と共にお絵描き教室の経営+教える。私は、デッサン・水彩・iPad Art担当。日本語が大好きなので、日本語で自由に普段の気づきを書きたいという思いで、こちらに書き始めた。 あなたの想像力がわたしの武器。今日も読んでくれてありがとう。

Ako(@akolamble)

沖縄出身。1993年よりシドニー在住。英国人の夫と共にお絵描き教室の経営+教える。私は、デッサン・水彩・iPad Art担当。日本語が大好きなので、日本語で自由に普段の気づきを書きたいという思いで、こちらに書き始めた。 あなたの想像力がわたしの武器。今日も読んでくれてありがとう。

最近の記事

問題解決が生きる力(#165)

問題解決が生きる力となる。 母はそういう人だった。私が生まれた時から母はそばにいて、私は母の生き方を見るともなく見て育ち、大人になって意識的に距離を置いて遠くからその人生を見たとき、はっきりわかった。問題解決が彼女の生きる力だったんだ、と。 私の母は問題を解決する能力があるが故に、トラブルが母のもとへ「よろしくーッス」と訪ねてきているように見えた。そのトラブルの中には私の存在も入っている。私は母に面倒をかけ、そして母を生かしていた。 しばらくすると私は、世界中の母親がそ

    • 「煮詰まる」と「固まる」は違うのか(#164)

      料理ではない。創作プロセスのことを言っている。人に読まれることを意識して書いた文章を、164回投稿していると、自分の傾向・クセみたいなものがわかってくる。これも想定内だ。そういう気づきを得るためにしている訓練だから。 あるひとつの「キラキラ」があるとする。それを元に・あるいはそれに向かって、ひたすら書くことができる。モチベーションも体力も十分ある。書いたあと、読み返して、言葉を足したり引いたり入れ替えたりで補強していく。それをしばらく続けていると「キラキラ」していたはずのも

      • キウイ好きじゃない(#163)

        生まれて初めてキウイフルーツ食べたのいつだっけな・・・。 今ははっきり・言える。私はキウイ・別に好きじゃない。 シドニーに来たばかりの頃、私は住み込みでベビーシッターをしていた。3人の男の子のいる家庭だった。長男は幼稚園、イチバン下はまだ乳飲み子で、真ん中はちょうど真ん中の年で、真ん中っぽい動きをしていた。 毎朝、長男の朝食よういして食べてもらって、幼稚園まで歩いて連れて行く。私はまだ20代半ばで、子供って何でこんなにうるさくて面倒くさい生き物なんだろう、イラッ。と感じ

        • 「胸ざわざわ語」(#162)

          朝5時、外は雨。 今どきのシドニーの気候はどうかというと、夜寝る時はコットンの薄いブランケットにくるまって、小さく扇風機をかけて寝付く。でも明け方は寒いので、足で蹴落とした羽毛布団を拾い上げて肩までかけている。扇風機は止めない。サーキュレーターみたいに空気を動かしていたい。 つまり、暑いのか寒いのか、夏服か冬服か、決めかねる時期だ。なので、周りで体調崩している人が非常に多い。頭痛から肺炎までいろいろだ。年末の忙しさ・ストレスもそれを助長させている。 そんな中、私はキウリ

          あとは帰ってきて炒めるだけ(#161)

          成長の記録。 という役割も、まいにち書くこの文章にはある。 きのう書いたように、バラの絵をまいにち描きはじめたときは、描いている9年間の成長を記録してこなかった。だからいろいろ質問されても、ちゃんと答えられない。 なので、文章を書くこと・小説を書くことに関する自分の成長の記録はちゃんと書いて残したいと思う。 今朝は5時半に起きた。大したことしてないのにもう6時過ぎた。今まで、まいにち書く文章は午後にすることが多かった。それを朝イチバンに書くように、変更しようと思う。

          あとは帰ってきて炒めるだけ(#161)

          アフリカ引き出し(#160)

          毎日バラの絵を描いて今日で3388日目になる。4桁の日数になるともう意味わからんでしょう?まあ、9年過ぎたくらいだ。 きのうバラのこと書いたので、続きをもうちょっと書こう。9年前のことを思い出そうとしても忘れていることが多い。だから、いろんな人にいろんな質問されても、その時思いついたことを適当にみつくろって答える。正直にわからないという時もあるし、顔の見えないコメントの形で質問されると、無視する。 いつか、ちゃんとした形で説明したいなと思うが、これがその文章ではない。これ

          アフリカ引き出し(#160)

          よしよし・よくやった(#159 )

          久しぶりにバラを買った。 どういう時にバラを買うかというと、花と目が合った瞬間・光を放っている時だ。新鮮だから光を放っているように見える時もあるし。その時の私の気分とマッチした色だからという場合もある。 だいたい10本束になっている。それを持ち帰ったら、すぐに、1輪刺し1輪刺し2輪刺し3輪刺し3輪刺しの5つに分けて、いろんな場所に置く。バスルームに置くバラが一番長持ちする。たぶんそこが一番涼しいからだ。自分の仕事部屋に置くバラがすぐダメになる。うちのオカメインコが葉っぱを

          よしよし・よくやった(#159 )

          このまま読んだら読書が嫌いになりそう(#158)

          「杳子(ようこ)」古井由吉(ふるいよしきち)著を読み始めて挫折した。 いまは午前5時半。頭がクリアなうちに書いておこうと思う。 Youtubeでプレゼンしてたの見て、とっても面白そうだったのでKindleで購入した。著者について私は全く知らなかった。うちらの親世代ですでに亡くなられてる。「杳子(ようこ)」は1971年に芥川賞を受賞した。 他の人たちはどういう感想を持っているのだろうと思ってググってみた。その中で私の気分に一番近かったのを引用しよう。 *** 一言で言え

          このまま読んだら読書が嫌いになりそう(#158)

          耳年齢(#157)

          AirPodsを4つ持っている。そのうち二つは片方しかない。残りふたつを交互に使っている(充電中にも他が使える)。 近所の音で心配事が増えるのが嫌なので、家にひとりいる時はAirPodsを装着していると昨日書いた。ノイズキャンセリングできるSONYのヘッドフォンも持っているが、長時間使用はムリ。頭が締め付けられてる感が耐えられない。なのでAirPodsに頼ることになる。これまで私は何度も落としたり、無くしたりした。 一番印象的だったのは、ガソリンスタンドで落としたときだ。

          耳年齢(#157)

          ノイズ・キャンセリング(#156)

          となりの部屋に若いカップルが住んでいる。私たちが引っ越してきたときに挨拶した。彼らも私たちより少し前に引っ越してきたのだと言った。感じの良さそうな人たちだ。 しかし、夫も私もすぐに何かおかしいと気づいた。まず、ものすごい量のオンラインショッピングをしていることがわかった。奥さんの名前で毎日のように買い物した商品が届く。なんでそれがわかるのかというと、不在の時には荷物が一階の出入り口の床に置かれているからだ。そこを通るたびにもしかしたら、私たち宛に何か届いてるかもしれないと思

          ノイズ・キャンセリング(#156)

          逃げない(#155)

          カズオ・イシグロのインタビューをyoutubeで見ている。特に「私を離さないで」の映画化に関するもの。興味深い。 まず、小説家カズオと脚本家アレックスは昔からの友達だそうだ。本が出版される前にアレックスに読ませていたという。二人のインタビューが示唆に富んでいる。 私は困っている。 とても興味深い内容のインタビューだったので、あれこれ書きたいのだが、今は午後6時で、これから夜のクラスで教えないといけない。時間がない。書きたい。他に書きたいことが思いつかない。時間がない。

          逃げない(#155)

          始まりと終わり(#154)

          カズオ・イシグロの「わたしを離さないで」3週間前に読み終えた。 村上春樹の「街とその不確かな壁」今日読み終えた。 三島由紀夫の「金閣寺」今日読み終えた。 それぞれの作品に思うところはあるが、ここでは感想は書かない。 ****** 「私が多くの小説を読んできて実感しているのは、『いい作品の書き出しはいい』ということです。書き出しだけよくて、あとが悪い作品はありません。書き出しは悪いけど、あとは名作という作品もないのです。」 と書いてあった。(「小説教室」by 根本昌夫

          始まりと終わり(#154)

          コザクラインコ(#153)

          クチバシでガジガジと紙を細長く切りとる。切りとった紙の帯(オビ)を尾羽の間に次々と挟みこむ。短い自分の尾羽が嫌なので、長い紙の帯をいくつも刺して、美しく着飾っているように見える。その様子を見せている動画もたくさん上がっている。 「おしゃれなカラス」というイソップ寓話を子供のとき読んだ。絵本を持っていた。そのさし絵をはっきりと覚えている。子供の時に繰り返し読んだ絵本はずっと記憶に残っているよね。 イソップ寓話は大人になって読むと、ツッコミどころがありすぎて笑っちゃうでしょう

          コザクラインコ(#153)

          月曜日は赤(#152)

          人それぞれ「ことば」あるいは「おと」にヒモづいた色があるに違いない。私の場合、曜日の色はこうだ。 月曜日:赤 火曜日:レモンイエロー 水曜日:ターコイズブルー 木曜日:茶色 金曜日:オレンジ 土曜日:むらさき 日曜日:白 村上春樹の「街とその不確かな壁」を今年の初めくらいから読み始め、途中で止まって、また読み始めた。今は「金閣寺」と並行して読んでいる。第二部に入ってからは話の展開が興味深くなってきた。金閣寺に比べたら文体はかなり読みやすいし、するする進む。 サヴァン症候

          月曜日は赤(#152)

          ノせられてる?(#151)

          MRIと超音波検査をすることになった。 予約を取るために電話したら、向こうから折り返しかけると言われた。4時間後に電話がきた。 「では、今から最初に予約が取れる日は12月〇〇日です。午前5時か午後10時のどちらがいいですか?」 ん?一瞬聞き間違いかと思った。午前5時か午後10時って・・・え〜っっと。私は朝型なので午後10時より午前5時の方がまだいいかな・・・と高速で頭が動いた。 「あ、それなら。その二日後の午前6時45分はどうですか?」と電話の女性がきいた。 「あ、

          ノせられてる?(#151)

          150日間毎日書いて投稿した感想(#150)

          <平均文字数> 30日間平均文字数:1,455文字 60日間平均文字数:1,485文字 90日間平均文字数:1,385文字 120日間平均文字数:1,393文字 150日間平均文字数:1,137文字 文字数がやや減り気味。 <やはり、その時にならないと何書くか決められない> 朝かき始めた文章が捨てられ、夜には全く違うことを書くことになっている日が多かった。鉛筆画は文章に合わせたものを描きたいから、文章を書いた後じゃないと描けないのだが、忙しい日には、絵を先に描いた。「書く

          150日間毎日書いて投稿した感想(#150)