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「陪審員2番」を見た(#199)

朝から家で映画を観た。クリント・イーストウッド監督の最新作「陪審員2番」だ。良い評判をずいぶん聞いていたので楽しみだった。これだったら、夫も面白がって観るだろうと用意しておいた。

クリント・イーストウッドは現在94歳。この映画を撮ったときは93歳。どうなってんだ?彼は本当に人間なのか?超人だ。94歳まで生きているだけでもすごいのに。映画撮るって。しかも、映画のクオリティが高い。何をどうすればこうなれるんだ?

映画は面白かった。期待を裏切らなかった。私は市民権を持っていないので、この国で陪審員の義務はない。でも、実際に義務を果たした人の話を聞くと、やはり、できればやりたくないことらしい。映画の中でも、義務を早く終わらせたいがために、よく考えもせず決定を下す人たちがいた。そしてその人たちの気持ちも理解できた。「裁判の判決」と「実際に罪を犯したか否か」は別のことだというのがよくわかる。こうやって人々の判断がズレていくんだなと言う場面が丁寧に描かれていた。怖い。恐ろしい。誰かの人生を決定づけるような立場にはなりたくないな〜と映画を観ている間ずっと思っていた。

「編集のキレがいい」と映画評論家が言ってた。本当だった。年取ると時間の感覚が変わるので、どうしても年と共に間延びがちになるのに、そうなっていないところがすごいと言っていた。やっぱ、イーストウッドは超人だ。ウィキペディアに書いている。イーストウッドの身長は180cm (ピーク時193cm)。年取ると13センチも縮むのか〜。それでも180cmあるんだからな〜。超人・チョウジン。

これからあなたも観るかもしれないので、内容に関しては触れないでおくね。私は観て良かったと思った。この映画は何度も観れる映画だと思った。あらすじが面白いだけの映画だったら、一度見たらもう見なくてもいいと思う。でも、この映画は見ているあいだ、いろいろ考えさせられた。そして、キレの良い編集のなので、私が小説を書くにあたっても勉強になるなと感じた。

あなたが超人だと思う人は誰だろう。どうすればああなれるんだろうねえ〜。あなたの想像力が私の武器。今日も読んでくれてありがとう。

えんぴつ画・MUJI B5 ノートブック

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