カナダのインクルーシブ教育について語る
自分が自閉症児の子育てについて語っているインタビューの動画が先日公開されました。
インタビューを終えて様々なコメントを頂き自分の発信する意見について振り返りまなばせてもらっています。
勇気をもらいましたという感謝のコメント、多様性社会とは理想論であり、そんなモノは存在しないというコメント、障害者本人ではなく親から見た経験を聞く事で参考になったというコメント等、様々です。
自分が発信しようと思った発端は、子供が自閉症の診断を受けましたっというある親御さんの発信でした。涙がとまりませんっという親御さんのツイート。当時の自分を思い出したのです。
10年前、長男が自閉症の診断を受け自閉症について説明を受けても正直ショックで何がなんだかわからなかった。ネット検索しながら何でも良いので希望が持てる内容を探していました。
そこで当時の自分が思った事。英語のサイトに比べて日本語のサイトは障害について悲観的で見たくない内容が多かった。もしかすると素晴らしいサイトがあったにも関わらず自分の検索方法が、そういった記事にながれてしまう検索方法だったのかもしれません。
結局、当時の自分は途中で日本語の検索をストップして英語のみに切り替えていました。
当時、自分が検索をしていて勇気をもらえたのは、実際に自閉症児子育てを経験してそれをポジティブに語っているママさんたちの発信でした。自閉症児ママさんの大丈夫よっという発信を見て自分も大丈夫かもしれないっと思えてきたのです。
障害児の親が直面する違和感と葛藤。私は周りの社会から気付きをもらい、成長する事でその葛藤を克服する事が出来ました。長男の成長する姿を見て日々、自分の子育てを自慢そして誇りに思えるくらいです。
人によって状況、環境、捉え方、すべて違います。自分が参考にしたママさん達の発信もそれぞれ自分とはまったく違う状況、環境、捉え方の発信でした。しかしながら、そこからちょっとでも自分に当てはめることができそう、トライできそう、真似できそうなモノを選択していく。
自分の障害児子育て発信も、どこかでそんなキッカケになってくれたら嬉しいなぁと思います。