作品の価値
今までビジネスにおいて、多くのビジネスモデルが考えられてきました。それは作品においても基本の購買モデルから、広告モデル、フリーミアムモデル、サブスクリプションモデル、または作品の創出者に投資するパトロンモデル等々、様々なビジネスモデルで作品に価値がついてきています(間接的なものも含めて)。
これは「ビジネスモデル=作品の見せ方(演出)」で価値がつくということだと思っています。正面からそのまま見るのか、間接照明をつけて見るのか、それとも人が紹介して競売するのかといった感じの違いだと思っています。それによって、作品が良く見えるのかどうかが決まり、価値は変動すると思うので、コンテクストを含め、いつどこで何の作品を出すのかが重要だなと思います。
また一方で、良いものは良い。美しいものは美しいといった、ビルゲイツの言う「Content is king」な部分もあります。良い作品はどの角度から見ても、奥深さや魅力を感じる。そういった作品は人間の本能を捉えた作品なのだろうと思います。何が本能を捉える要因かはサイエンスし続けておりますが、まだわかりません。
その中で作品の価値を上げる好きな見せ方(ビジネスモデル)があります。それは2次創作です。
2次創作は最高の愛情表現だと言われたりしますし、私もそう思っています。本気で好きだから作品を自分なりの表現で紡ぐ。それを通じて作品を知り、元の作品を見る人が増えるという連鎖は、クリエイター冥利に尽きるのではないかと思っています。
私の奥さんのキャラクターイラストから、Instagramで人形にしてもらった時は最高に嬉しかったです。そして、その2次創作から人に知ってもらえて、更に見る人が増えると思うと、最高な体験だなと思います。
ただ、今の世の中では2次創作を許可することは、それ自体ボランティアに近いです。なぜならば1次創作者に著作権等の絡みで、報酬を返せないからです。そういったこともあり、なかなか2次創作を手軽に行えない世の中ですが、2次創作の切り口を通じて多くの人が新たな作品作りができると素敵だなと思います。モノづくりは何かにインスピレーションを受けて初めて生まれると思います。
もっともっと作品が生まれる世の中にしたいと思うとともに、作品の価値は人の心が決めるのだなとあらためて思いました。
akky
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?