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【ゲーム紹介】『ファイナルファンタジーⅦリメイク』体験版①

 今回こそ『ファイナルファンタジーⅦリメイク』体験版の感想です。
 一昨日突然の『FF7R』の体験版が配布されたということで、早速ダウンロードしました。ただ、喫茶店で営業用のポートフォリオを作成していたので、リモートで自宅のPS4にダウンロードの指示だけしました。
 世の中本当に便利になりましたね。

 本当は体験版を一気にプレイするのは、正直もったいなくて、ゆっくりとプレイしたかったのですが、このレビューを書くために仕方なく翌日一気にプレイしました。

 では、早速の感想に行きましょう。


●今回の体験版は壱番魔胱炉爆破まで

 体験版は壱番魔胱炉爆破までのおよそプレイ時間1時間ほどの内容です。

 多少ゲームシステムを理解するまでに時間はかかりますが、ゲームに慣れている人ならさくっとプレイできてしまいます。

 登場するキャラもクラウドとバレットとアバランチの3人の計5人です。他には神羅カンパニーの会長やエアリスがちょこっとカメオ出演みたいに登場しますが、ほぼ声などはありません。

 雑魚敵を倒してバトルもボス戦が1回あるだけでしょうか。

 もう全然満足できませんね。
 ドラクエ11Sは5時間プレイさせてもらえたのだから、体験版でそれくらいプレイさせてほしいですね。
(それくらい楽しくて仕方がないという意味です)

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●グラフィックは見事

 やはりスクエニに求めるものといえば、美麗なグラフィックでしょう。
 あの美しいエアリスが出てくるところは本当に素晴らしいですね。

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 ただ、これまでさんざんPVを見てしまったために、それほど感動がなかったのも事実です。さらには今は国内も海外もAAA大作もものすごく美麗ですから、グラフィックが単に美しくなっただけではそこまで大きな感動がなかったのも事実です。

 また、『FF7』は初代こそあの人形のような造形ではありましたが、その後映像化作品『ファイナルファンタジー7 アドベントチルドレン(以下FF7AC)』や派生作品『クライシスコア ファイナルファンタジーⅦ』などがあるために、新しくなったFFⅦのキャラが出てきてもそこまでびっくりしませんでした。

 ちなみに、全キャラ勢揃いの映像化作品『ファイナルファンタジーⅦ アドベントチルドレン』は本当にオススメです。

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 でも、それだけに旧作FF7との細かい演出の違いにも気づいて、実はそこが個人的には感動ポイントでもありました。

 それについては後述いたします。


●やっぱりFFのキャラがしゃべるのは泣ける

 やっぱりあのFF7に音声がついているのは本当にいいですね。
 クラウド役の櫻井孝宏さんは足かけどれくらい演じているのでしょう? 

『FF7AC』から今年で15年ですが、実は『キングダムハーツ』でもクラウドは登場しているので、20年以上はクラウドを演じているのではないでしょうか。

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 ずっと同じ声優さんが演じられるのは実によいですね。

 クラウドの声を聞いただけでも涙が出そうになりました。

 今回の体験版ではティファは登場しませんでしたが、ティファ役の伊藤歩さんは女優さんということで、声優さんとはまた違った(いい意味で)生々しい色気があふれています。

 声優さんがほぼ続投ということで、かがずゆみさんのユフィも聞きたかったですね。

 今回はレッド13は『FF7AC』では俳優の市川正親さんでしたが、本作では山口勝平さんに変わりましたが、元々レッド13は途中で大きくキャラが変わるので、市川正親さんよりも山口勝平さんの方が本来は近いかもしれません。

 その他にも今回はジェシーやウェッジなどアバランチのキャラクターにも声がついているのはよいですね。

 正直、旧作ではあっさりといなくなってしまうキャラなので、「そういや、そんなキャラがいたなあ」ぐらいだったのですが、今回はキャラの個性も光っていて、ちゃんと記憶に残るようなキャラになっていると思います。

 特に今回はジェシーの人気は高いらしいです。

 ジェシーはFF辞典によると、かなりスタッフのお気に入りだったらしく、詳細なキャラクター設定まで用意されていたようですが、旧作では存在感がありすぎるということで泣く泣くカットしたそうです。

 シナリオライターとしてはわかります。
 ソシャゲでもキャラクターのレアリティや立ち位置などでキャラクターの存在感を薄めなければいけないなどのことが要求されたり、他のサブキャラクターも全体的な調和のためにもっと生き生きさせたいのに役目に徹したりといろいろとありましたので……。

 でも、今回はミッドガル編のみということで、アバランチメンバーは旧作以上に活躍の場が与えられるのではないでしょうか?

 それだけにアバランチメンバーにも感情移入して、ミッドガル脱出までの展開でいろいろと泣けそうです。


●バトルが楽しい

 やはり本作で特徴的なのは新しくなったATB(アクティブタイムバトル)です。

 FF15でも使用されていたアクションバトルと、旧作のFF7のATBの融合です。
 ちなみに、ATBというのはターン制ではあるのですが、昔のドラクエのように味方のターン→敵のターンとバトルが順番にするわけではなくて、味方や敵のスピードによってキャラクターが行動するターンがバラバラだというものです。
 
以下は旧作FF7のATBです。

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 これによって当時何が画期的だったかというと、リアルタイムでバトルの時間が進行していくために、より戦いの臨場感が生まれると同時に、戦略面でも味方や敵のスピードなどを考慮して戦わなければいけないなどの高い戦略性(戦術性?)が求められるようになったことです。

 今では多くのゲームが採用していますが、これもまた当時としてはかなり画期的なバトルシステムでした。

 今回のFF7Rはさらに今流行のアクション+コマンドバトルの融合という、これまた新しいバトルシステムになりました。

 アクションとして敵を斬りながらも、魔法やアイテムを使うコマンドを使用するときには時の流れがスローになってゆっくりとコマンドを選択できるというシステムになりました。

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 でも、難易度NORMALでプレイした感じだと、スローでも意外と余裕がなくて、バトルに慣れていない間はかなりあたふたして、その間に敵にやられるということもありました。

 また、アクションRPGとしてテンポよくバトルしたいとなると、コマンド入力がちょっと違和感があります。

 でも、製品版ではショートカットで魔法やアイテムをセットできるらしいので、そうすればよりアクションらしくなるかと思います。

 ただ、ちょっと気になるのが敵をロックオンしたときに、敵をカメラの中心に置いてくれないことが気にかかりました。

 だから、目的の敵を見失いやすいんですよね。

 これも製品版では改善されていることを願っています。

 あとはTwitterでも話題になっていましたが、ボスの敵が堅いのは気にかかりました。今回はミッドガル編のみということで、バトルで時間を稼いでいるなんて意見もありましたが、もう少しバトルが楽しくテンポよく戦えれば気にならないかなとは思います。

 と思って後日あらためてクラシックモードでプレイしたら、バトルとしては物足りないものの、旧作のATBと同じくとても簡単で、通常の剣戟や防御は全部自動で行ってくれるし、敵もかなり柔らかくなっている気がしたので、難易度もかなり楽になっていたのではないでしょうか?

 なんとなく龍が如く7のバトルを思い出してしまいました。
 FF7Rは攻撃や防御は自動でやってくれますが。

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 アクションが苦手な方ならクラシックモードでのプレイを推奨します。

  長くなったので次回に続きます。


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