馬方そば
阿蘇でよく遊ぶのですがいつもはゲストハウスで一人旅です。2023年春はコロナの規制が概ね終わり珍しく友人と回り、朝食が宿屋飯でかなり食べたので昼食は「軽く蕎麦」となりました。ルートに沿った蕎麦店を検索して開店時間前に滑り込みます。
「馬方そば」は単に評点が高かったので選んだのですが、店構えが蕎麦屋ではありません。そっけない外装はブティックなどにありがちですがブティックにしても阿蘇ではありえない外装です。エントランスから2階に上がると窮屈なレイアウトな店でカフェと言われたほうが納得しますし、各テーブルにコーヒーサーバーがセットしてあります。
メニューは蕎麦屋以外の何物でもなかったので安心したのですが他のテーブルの様子を窺うと蕎麦本体を選んでセットにするか単品かを決めるようです。セットのお値段はプラス450円ですが昔は300円だったようです。私は無駄に食べるほうなのでセットを頼んだのですが「軽く蕎麦」と言っていた相方も流れでセットに。セットにご飯ものが付くので天丼をチョイスしましたが「ミニ天丼がセットになった蕎麦」程度の認識なのです。
「まずセットです。」と出されたトレイを見てびっくり。これが450円なのはさすがに詐欺とは言いませんが、逆の意味で詐称ではないでしょうか。まだ天丼も蕎麦も出ていない状態でこれです。デザートも食後のコーヒーセットも満載になっているとはいえ「軽く蕎麦でも」というレベルではありません。
やがて天丼が来ますがミニ天丼なのでホッとします。
いよいよ蕎麦ですがいいみどりの蕎麦です。しかし、すでに食べ過ぎ状態。根性で食べ進めます。
最後にコーヒーをいただきますが、このコーヒーがおいしい。
何かを誤った蕎麦店ですが人気なのは間違いなく、平日なのに開店から満席で20分待ちでも客が並びます。
蕎麦の評論をしたいのなら空腹状態で訪ねるか、セットを避けるかしてください。でも、セットの内容は一見の価値があるのも確かです。