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Seestar S50スマート望遠鏡

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ZWOのスマート望遠鏡であるSeestar S50を購入運用した感想
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SeestarS50の電源をモバイルバッテリーで増強する

SeestarS50のバッテリー容量は6,000mAhで約6時間の駆動が可能です。
冬至時期の新月に本気で観測すると6時間では足りませんし、露除けヒーターを付けるとさらに稼働時間が短くなります。
SeestarS50の充電はUSB-Cで行いますが、稼働しながらの充電が許容されているので外部から給電すれば稼働時間を延ばせます。
庭なら電源アダプター、野外ならポータブル電源を繋げば撮影途中のシャットダ

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Seestar S50で検索できるカタログ

Seestar S50で検索できるカタログ

スマート望遠鏡Seestar S50用のアプリには星図がついています。
星図の右上から検索ページに入りますが、検索窓から天体カタログを出すことができます。
アルファベットでC、I、L、M、N、Sが該当し、普通は見栄えがいい天体だけが登録されやすいのに全リストの緯度経度が登録してあります。
見えるかどうかは不明なのですが異常な物量は萌えます。

CCaldwell Catalogue(カルドウェルカ

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Seestar S50の普通の撮影

Seestar S50の普通の撮影

 最初の起動だけはファームのアップデートだとかイニシャライズとかありますが普通に撮影するのは泣けるほど簡単です。
 水平にした三脚に本体を取り付け電源ボタンを2秒長押しすると起動するのでアプリと接続します。
 手堅い天体は「今夜のおススメ天体」に出ています。

 対象を選ぶと即座に撮影・・・が始まるわけではなく電源投入後の最初の撮影だけ自動で画像補正がかかります。
 でも、普通の望遠鏡でブランクを

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Seestar S50の構成

Seestar S50の構成

 化粧箱に入って宅配されます。
 中は専用の発泡樹脂の専用ケースです。
 クッション性があり、軽いですが夜露で濡れたまま収納すると乾きにくそうです。

 ケースを開けると本体と三脚が見えますが観測に必要なのはこの二つとスマホ/タブレットです。

 大きさは卓上魔法瓶ほどの5リットル。
 外装はプラスチックで下面には3/8インチの大カメラねじが切ってあります。
 普通の三脚は1/4インチカメラねじな

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Seestar S50スマート望遠鏡

Seestar S50スマート望遠鏡

いまどきのDSO(ディープ スカイ オブジェクト)天体写真を撮ろうとすると望遠鏡本体、CMOS、電動赤道儀、三脚+PC+電源となり、安くて30~50万円にはなります。(上は車一台分!)
そこに登場したスマート望遠鏡は25~65万円で予備知識なくDSOが撮影できるので話題になっています。

全天撮影からDSO、惑星までの様々な天文用COMSカメラを製造販売しているZWOが2023年3月に発表したスマ

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