SeestarS50の電源をモバイルバッテリーで増強する
SeestarS50のバッテリー容量は6,000mAhで約6時間の駆動が可能です。
冬至時期の新月に本気で観測すると6時間では足りませんし、露除けヒーターを付けるとさらに稼働時間が短くなります。
SeestarS50の充電はUSB-Cで行いますが、稼働しながらの充電が許容されているので外部から給電すれば稼働時間を延ばせます。
庭なら電源アダプター、野外ならポータブル電源を繋げば撮影途中のシャットダウンの心配は無くなりそうですが様々な天体を見ていくと電源のケーブルをSeestarが巻き込むトラブルが予想されます。
Seestarを損傷すると大変なので解決案として2つ示します。
1案:Seestarとの接続をマグネット式のケーブルにする。
2案:モバイルバッテリーをベルクロでSeestarに貼る。
専用ケースに収めることができるのが1案の強みで、2案だと収納の度にバッテリーを取り外す必要があります。
ケーブルトラブルの面から考えると2案が根本解決なのに対して1案はマグネットで着脱で最悪の事態は回避できますがケーブルの巻き付き自体は発生します。
私は2案を採用しています。
負荷をかけたくないのでエレコムの5000mAhの薄型バッテリーをダイソーのマジックテープで貼っています。
短いUSBケーブルで付けるのがポイントです。
モバイルバッテリーは航空機の増槽同様に本体バッテリーに先立って放電し、その後からSeestarのバッテリーの放電が行われるのが望ましいです。
先にモバイルバッテリーが上がればモバイルバッテリーの「お替り」もやりやすいですし、本体バッテリー放電前なら帰宅後にモバイルバッテリーの充電だけで事足ります。
極端に安いモバイルバッテリーには昇圧回路が無いものがあり、これを接続してもモバイルバッテリーと本体バッテリーが同時に放電するので帰宅後に両方とも充電する必要があります。
この方法に問題があるとすると「ながら充電」だということでしょうがSeestarS50はスマホのように発熱するわけではないので大事ないと考えられます。