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パリでチェンバロ、レンタルしたいけど。。

大昔も、かなり昔。
声楽やっていた時、
古楽の装飾音やニュアンスを学びたくて、
チェンバロを習っていたことがある。

でもその時は、
エチュードや通奏低音ばかりで退屈になり、
半年くらいでやめてしまった。

最近は身体が痛くて、
ダンスも踊らなくなったし、
チェンバロを再開した。

この春、東京での
ライアーコンサートでは、
チェンバロも弾いたのだが、
一般的なチェンバロ鍵盤は、
ピアノの鍵盤と白と黒が逆になっており、
夢の中までこんがらがってしまい、
ホント想像以上に苦労した。

こちらでは、ピアノと同じ色の鍵盤があったり、
全部ベージュの鍵盤がある。

白黒逆です。

ちなみに今弾いている曲は、
フランス・バロックを中心に、
ダンスやオペラの曲ばかりで、
これまた非常に楽しい。

クープランなどをライアーで弾いたら、
きれいだろうな。


大昔も、かなり昔。
バッハやテレマンなど、
後期バロックしか知らなかった。

16、17世紀バロックの中心は、
フランスだと言うことを知り、

バッハ弾くには、フランス・バロックが
不可欠であると言うことを知り、

フランス語の韻やシラブルそのものが、
フランス・バロックのリズムに
なっていることを知り、

バッハがその韻を非常に好んだのだと知った。

バッハの装飾音は、
このフランス・バロック様式の装飾を
使っているのである。


またフランス・バロックは、
非常に奥が深く、
たくさんの作曲家もいることを知った。


そしてこんな私も、最近良い先生に出会い、
熱っぽく教えてもらい、
ヘラヘラしている。エヘへ。。

フランスはチェンバロをやる人口も多く、
また、名だたるチェンバロ製作者も多く、
どれもこれもいいなぁと思ってしまう。


で、やはりチェンバロ1台欲しいなぁ。。
そう思い、いろいろ見たり聞いたりした。

んん?

ゼロがひとつやふたつ、多いではないか。

400万円とか500万円とか軽く。。しゅる。。
エピネットでも、80万円とか軽く。。しゅる。。

希望を胸に抱き、
レンタルしようと思い、
メールで聞いてみた。

安い楽器で、1ヵ月大体8000円〜くらい。
やった〜、借りよう!
そう思ったら、
保証金が80万円。。しゅる。
それも、家が近いから取りに来いと言う。

保証金と運搬と、
それだけでメゲてしまった。


今年は、税務署、滞在許可書、社会保険、
そして最後はチェンバロ。。

遠のいた。。

まるで自分が嫌われているような感覚。。

はー⤵︎

こんな私に近づいてきてくれているのは、
自分へのクリスマスプレゼントに買った
バロック・オペラのチケットだ。

このコンサートの後、
指揮者でチェンバリストの
ウィリアム・クリスティの
誕生パーティーがある。

正装して会場に行くことが、
ドレスコードになっている。

ニワトリでも被るか。。
これ、仮装か。。

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ヨーロッパ竪琴ライアー
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