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バラの輝き⑳ 川越・喜多院の菊花展と五百羅漢巡り

11月18日 川越・喜多院の菊花展と五百羅漢巡り
晴天の秋空のなか今月の自由短歌の会、近場の川越・喜多院と五百羅漢へ行きました。11月、霜月ともなると朝夕の気温差に驚きます。2名が所用で不参加となり、浅井が急きょまとめることになりました。

喜多院は天朝7年(830年)武蔵野台地の北の端(川越)に星野山無量寿寺(喜多院)を創建が始まり。兵火により炎上。1296年尊海僧正により再建。関東天台宗の学問所・修行所として栄える。1599年、天海僧正のとき徳川家康・秀忠・家光公の顧問として重用される。喜多院は、関東天台宗の中心寺院となり徳川家とのかかわり深い寺。 11月末まで菊花展が行われていました。 

小菊盆栽 初めて見ました。
 一年草なので苗付けから小菊が咲くまでの間に創作者の苦心が続きます。   

美を競う香り華やぐ菊花展 一本の花も豪華絢爛  マリン 
訪ねしは重きを感じる古き寺 広き庭菊祭りでにぎわう 
                                                                                          原由希子
菊祭り丹精込めて育てしは 大輪小菊それぞれ愛し  原由希子

喜多院の出店の暖簾入れ替わる かき氷から今はあま酒   澪       

       

 いよいよ現存する江戸城御殿の中へ

紅葉山の庭園以外は撮影禁止となりますので、パンフレットを載せます。

 
 徳川の歴史を語る化粧の間 春日局は今も生きている  天祐
家康は戦国の世を終わらせる 天海和尚の祈りと共に  天祐
川越の歴史の重み踏みしめて 今のしあわせ心に沁みる マリン
 
紅葉山枯山水の庭園に いつ入りしか猫が一匹    澪

出店の横を通って五百羅漢に行きます。
この五百羅漢は1782年から1825年の約40年間の歳月をかけて僧侶志誠により建立されました。
中央高座に、釈迦如来・普賢菩薩・文殊菩薩左右高座に、阿弥陀如来・地蔵菩薩それを囲むように十大弟子・十六羅漢をはじめ合計で538体の石像が安置されています。
五百羅漢は、人間の喜怒哀楽を巧みに表現しています。
じっくりと一像一像、じっくりと見て回ると何か愛着がわいてきます。
多宝塔を望む

お釈迦さま五百羅漢の弟子たちと 今も語らう阿吽の呼吸で マリン
石仏五百羅漢の顔顔に 我の先祖に似たるを探す  澪
御仏が苔むす大樹に護られて 座禅組みしか和の来たるまで  澪
 
 
昼食は馬車道にて。1時過ぎにないって出てきたら空は夕焼けでした。
熊谷さんからの美味しいリンゴをお土産に帰路につきました。
楽しい一日をありがとうございました。
これからだんだん寒くなります。お体に気をつけてお過ごしください。

慣れていないので料理の写真を撮るのも忘れて話し込んでしまいました。
カシスのジュースで4人で乾杯!

 馬車道で何でも語るああ嬉し 薔薇の輝きいついつまでも 天祐


※ 今回の記事は、会員の浅井さんが編集して送ってくれました。
  流石、良くできていますね。


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私は今回は欠席だったので、ここからは、在米の方々が送ってくれた短歌と写真を追加してみます。アメリカでも、菊の展示会があるのですね。晩秋の花、きれいですね。在米の冨美子さんからの菊展の写真です。(章予)

ここからはアメリカでの菊展です。

① 色かたちさまざまに咲く菊展で日本語聞こゆ老人と孫 
                          冨美子(在米)

① ”一時間”体内時計が遅れてるフィクスできない生活リズム  
② 一月が過ぎしおりやっとマッチしたり体内時計と宇宙の時 
③ 再現す厚切りトースト駅裏の喫茶店で食べ覚めやらぬ味 
④ 母の味受け継がれ今姉の味やがて我が味“いいね”と夫  
                           初江(在米)

※ 皆様、晩秋を満喫したようですね。素晴らしいです。



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