皆既月食


僕は暗闇の中1人孤独に夜道を歩いてた。

今日は皆既月食とスーパームーンが重なって月が赤く見えるらしい。
ニュース等ではxx年に一度!の見出しで皆既月食の話で持ちきりだ。
僕が小学生の時にもこんな感じのニュースを見た気がする (何と何が重なったかは忘れた)
子供の時の記憶だけには自信があったが、関心のない事は忘れていた。
今すぐにでもあの頃に戻りたい、そんなことを考えなら僕は夜道を歩いた。

仕事で疲弊していたが、赤月を見るために空を見上げた。
けどそこには赤月は見えなかった、一等星すら。
まるで僕の将来を垣間見てるようだ。無限に続く暗闇に呑まれそうになったので、視線を目の前に戻した。
そしてまた歩いた。
少し先に行くと小川のせせらぎ、虫の鳴き声が聞こえてきた。耳が喜んでいる。
そして僕はあたりを見回した、そこには1匹の蛍が飛んでいた。 ここにあったのか僕の光は。

先を見つめるばかりでは、不安で押しつぶされる。今は目の前にあるものに全力でぶつかり、少しずつ自分のペースで光を増やしていけばいい、蛍がそう伝えてるように見えた。
将来について悩んでいたが、少しだけ気分が晴れた。今は目の前にある雲を少しずつ霧払いしていこう。いずれ僕の中のスーパームーンが見えてくるはずだから。

追伸 
下書きに入ってて投稿するの忘れてた

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