#ドッグイヤー 『ドラッカーの実践経営哲学』3
■病気は昔からあった かつて大企業病にかかってつぶれかかったある大企業で、課長クラスの意見を集めたところ、次のようにトップに批判が集中したが、本当の原因はお客を見ずに、上役を満足させるために仕事をしていたことにある。
トップに戦略が無く
トップが現場を歩かず
トップがマイナス情報を聞こうとせず
下は上を向いて仕事をし
上は自分のコピー人間を重用し
イエスマンが昇進し
社内に縄張り意識が横行し
言い訳から話が始まり
責任と権限がよくわからない
■病原菌・本社スタッフ ドラッカーは、大企業病にかかる理由は「企業にはスタッフ機能が必要だ」という思い込みに原因があるという。実績のない本社スタッフを役員に登用することは間違いだという。
本社スタッフが増えるのは、経営上で必要な次の八つの機能に専門スタッフの助言が必要だからだという。
1.マーケティング担当・販売(セールス)担当
2.イノベーション担当(商品開発、研究開発など)
3.生産性担当(オートメーション化やTQCなど)
4.経営資源・資金担当(購買、財務、経理など)
5.利益計画担当(経営計画、関連事業など)
6.人事担当
7.労務担当
8.社会的責任担当(環境、法務、広報など)
■ジャック・ウェルチはなぜすごい ウェルチは世界の市場で三位以下の事業から撤退して、一位と二位の事業にヒト、モノ、カネを集中した。これが有名な「選択と集中」である。ウェルチは組織の中の壁を取り払ってお客志向に文化を変えた。これが「ワークアウト」である。
「革新(イノベーション)の戦略の基礎は、死につつあるもの、陳腐化したものを、計画的かつ体系的に捨てることである」
■経済政策で景気は良くならない 現在の世界はモノの移動を伴う貿易取引と貿易とは関係のないトレーダーのクリック一つで動く金融取引の二つの取引で動いている
■動かして儲ける時代に変わった 「この世に確実なものはなく、常に変動する」
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