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音楽と映像で、世界の島々を旅した

村上市に移住して、3ヶ月が経ち、
整体に駆け込んでいないことに気づいた
AKTです👀

通勤時間が電車で片道2時間弱から、
自転車で2分になったこと。
通勤って、心身に負担をかけていたんだなぁ、と気づく。

場所を移動して、気づくことってたくさんあります。
動き続けられる人でありたいです。


さて、本日、村上にある
スペシャルティコーヒーのお店、
NIJIYAさんが開催する、
ドキュメンタリー映画会に参加しました。

United People社が配給する
大海原のソングライン

United People社は、
世界の社会課題を扱う映画のみを取り扱い、
どれも素晴らしいです。

思いのある人たちが、全国で自主映画会をやっているので
ぜひ、お近くの映画会を探してみてください😊


と、話が少し脱線しました。

大海原のソングライン
本当に、本当に、マジで、よかった。
暗闇の中、映画の半分の時間、涙流してました😭

お隣の女性は、開始20分で、
涙をティッシュで抑えておりました。


私が音楽に興味をそんなに持っていなかったという
元の期待値が低かったのもあるのですが😅
音楽がぐいぐい自分の中に入ってくる、
本物の音楽の力を感じさせられた映画でした。

今日は、3点に絞って、映画の素晴らしさを
お伝え(しないと寝れません)!


1.原住民たちの音楽の集結

初っ端から表題がしょぼくて、
言語化能力の低さに泣けてくるのですが😭、
「音楽ドキュメンタリー」映画というだけあって、
音楽が本当に素晴らしいです。

本作はオーストラリアの先住民に受け継がれる“ソングライン”という思想/信仰に基づいて、100名を越える各島々の音楽家たちと共同で、かつて同じ言葉や音楽で繋がっていた島々の歌を もう一度集結させる壮大な音楽プロジェクト!

大海原のソングライン HP

もう、HPからがっつり引用しました😂
平たく言うと、
音楽と演奏している映像ガッツリと、
ちょこっと解説しかない映画です。

1曲につき、メインボーカルがいて、
そのメインボーカルの声を聞きながら、
それぞれの先住民が、楽器や歌で
音を重ねて1曲を作っています。


失礼を承知なのですが、
それぞれの部族の音楽を別個に聞くと、
音楽にそこまで造詣のない私は
ここまで心が震えることはない…と思います。

しかし、魂のこもった個々の音楽を重ね合わせて、
私たち現代人向けにアレンジを加えることによって
音楽の良さを最大限に引き出しています。

例えば、3曲目は
マダガスカルの青年とハワイの原住民が
ラップでリードしています。

メッセージ性も強いラップを、
インド洋の原住民たちの楽器をバックに
「こんなにカッコよく仕上げられるんだ!」と。
これには、感動。


個人的に一番、KOされたのは、
2番目にイースター島の原住民男性がメインで歌う曲。
エンディングにも使用されている曲なのですが、
お隣の女性もティッシュ3枚つまんでました。

映画のエンドロールまで、たっぷり楽しめる映画です。


音楽と映像だけでつないでいる映画なのですが、
(本日2度目)
音楽にも物語があって、飽きることがなかったです。


2. 映像美


これが欠けても、この映画は成立しません。
自然や人々が演奏する美しさを最大限に堪能できる映像です。

映画の最初に、小舟が海原に出発する映像が出てきます。

「大海原のソングライン」というタイトル通り、
映画を太平洋とインド洋、
それぞれの原住民の音楽を
つなぐ旅に見立てています。

いろんな地域を巡って、
小舟が陸に戻ってくる映像で
エンディングを迎えます。

粋な演出✨

世界各地の美しい自然の映像が延々と流れてくるので
途中から
「世界を旅している」
錯覚に陥りそうになりました。


予告編の1:37秒からも出てくる、
マダガスカルのバオバブの木と夕日の映像が
本当に美しかったです。

https://www.youtube.com/watch?v=PZ2VriSCMm0

映像美から少し脱線しますが、
個人的にいいなぁと思った演出は、
撮影の裏側もそのまま映画に使用しているところです。

収録用の大きなマイクや、ピンマイクをそのままに、
演者がヘッドフォンをして、
大自然の中や、街中で人々に囲まれながら
演奏している映像は「造られた感」がない。

その瞬間にしか奏でられない音楽を
取り出そうする制作側の心意気と、
同時に、制作過程も楽しんでいることを
感じ取ることができます。

歌い終わった後、踊り終わった後の、
演者たちのホッとした顔を見ると、
こちらもほっこりさせられます。

加えて、作中にチラッと出てくる
ノリノリで音楽を編集している方もいい。

最後に、ノリノリのカメレオンがかわいかった😆
(一番上の動画の4:45秒〜「Chameleon Madagascar」として出演中)


3.環境へのメッセージ


United People社が選ぶ映画だけあって、
社会性のあるメッセージがちょこちょこ出てきます。


これでもか、というくらい美しい自然の映像を見せられると
作中に強い表現は使用されていないにもかかわらず、
この美しい環境を守っていかないと!
という気持ちが生まれてきました。

音楽の力もあって、本来の人間性が呼び覚まされたのかも。


個人的に響いたのは、バリ島の棚田文化の精神哲学
「トリ(3つ)・ヒタ(幸せ)・カラナ(理由)」
(幸せになる3つの要因)

  • 人とのつながりを尊重

  • 精神生活(人と神のつながり)の尊重

  • 環境とのつながりを尊重

自然環境とのつながりなくして、
私たち人間が幸せを感じるのは難しいこと。

村上に来て、
身近に自然があり、
ゆとりある精神生活を送り、
(これから月2回、社会派ドキュメンタリーが観れる😭)
同じ方向を向いた仲間と仕事できること。

うちから徒歩10分以内にある風景

今の自分の幸せな理由が因数分解されました💡


最後に。
行きたい国が増えた🤣

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