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大きなきぐるみのほうが好きなのかもしれない_『ゴジラ-1.0』
二日連続になるけれど、
どうしても、もう今日の内にこの映画を観ておきたかった。
月曜日の朝、
『月』と『ゴジラ』、
どっちを先に観る?
と自分に問いかけて、
「絶対『月』!!」
と即答が出ました。
だって、『月』は「行くぞ!」と思ってから行かなくちゃと思っていたので、絶対に先に行かなくてはと思っていました。
なので映画に行く気になった月曜日にそのまま観てきました。
『ゴジラ』は、
まあ放っておいても行くだろう。
そう思っていて、
そしたら次の日にはもう観る気持ちになっていたので、二日連続で行くことになりました。
昨日の『月』は控えめなスクリーンで、
それでも半分の席が埋まるなか観ましたが、
今日の『ゴジラ』は一番大きなスクリーンで少人数(時間的なものが大きかったのだと思います)で観ました。
昨日は女性が一人で観に来た人が殆どだったのですが、
今日は断然男性の一人で観に来ているお客さんが多かったです。
さすが、ゴジラ。
ポップコーンを食べながら鑑賞している方も多かったですね。
いい匂いでした。
1945年の、
終戦間近のとある島に特攻に飛び立ったはずの飛行機が降り立つ。
乗り手の敷島は、
飛行機の不具合で着陸したというが、
整備兵たちは点検の後どこにも不具合はないことを伝える。
「あなたはもしかして_」
特攻から逃げた敷島は、しかしその島で恐ろしい体験をすることになる。
海に浮かぶ深海魚たち。
揺れる地面。
慌てる彼らの前に現れたのは、
まるで恐竜のような凶暴な何かだった。
その姿を見て、
整備兵の一人が口にする。
「ゴジラだ」
この島の住人たちの間に残っていた伝承の生き物。
ゴジラは建物を壊し、
人々を喰らいついては投げ飛ばし、
踏みつぶし、
恐怖を辺りに満たしていく。
そこでも結局命を懸けることができなかった敷島は、
燻ぶるものを抱えたまま東京へと戻るが、
そこに待っていたのは瓦礫と化した我が家と、
両親の死、
そして隣家の人間からの帰って来たことへの罵倒だった。
呆然と生活を始める敷島は、
ある日男たちに追いかけられる女から赤ん坊を託される。
困惑したまま待っていた敷島だったが、
赤ん坊を置いていくこともできず抱えて帰ろうと人通りの少ないところに差し掛かったとき、やっと女は姿をあらわしたのだった。
彼女はその赤ん坊の母親ではなく、
戦時中に本当の母親から託されたのだという。
流されるまま二人を家に受け入れることになった敷島は、
隣家の人間とも和解しながら、
東京の終戦の日々を生きていく。
そこに再び現れたのは、
あの日地獄のような夜を作ったゴジラだった。
というお話なのですが、
面白かったですし、
なんだかやっぱりこの監督さんの描く人間劇が苦手だなぁと感じました。
ゴジラの背中のとげとげが光って、尻尾の先からぼこっと張り出していく様子?がなんだかロボットっぽくて、
シン・ゴジラに感じた生き物みがぐっと薄れているような。
それが私には残念で、
ゴジラの目的がよく分からなかったのと、
(米国との衝突の後、なんだかんだ追い詰められて東京に、、、という流れであっている?でも、じゃあ、あんなに東京に固執しないんじゃないかな、と考えたり)
ゴジラに対して米国はそんなに興味ないの??
と思ったり、
日本にあの時期にそんなに武器渡して大丈夫?
と思ったり。
良かったのは、
ゴジラの出す熱線が壊す建物の様子の細やかさ。
人の吹っ飛び方。
そして主役の神木さんや、浜辺さんの熱演や人としての魅力を飛び越えて、
吉岡さんが凄く可愛らしくて、
自分でびっくりしました笑
映画として、ある意味今までいくつも作られてきた人間ドラマ部分は苦手なところがあったのですが、
全体として観に行ってよかった映画でした。
その中で一番テンションが上がったのはエンドロールのゴジラのテーマ曲でした!
あの音量で、迫力で、あの曲を聞けたことが!!
もうあのエンドロールだけで、映画館で観てよかったと思いました。
帰り道はずっと気になっていた映画系YouTubeチャンネルでの『ゴジラ-1.0』の感想を聞きながら帰りました。
そこまで含めて楽しい映画鑑賞でした。