私は私の人生を歩いてきたんだと実感した本
このnote本当は年末に出さないといけなかったnoteです。
で、もう覚えていないけれど(と書いたら怒涛のように思い出さしましたが忙しかった!しんどかった!
ので、もうじゃあ書くのやめてしまえばいいじゃないかと、
何回も思いました。
でも、どうしても、書きたいことがあって、
今さらぱちぱちと打っています。
私の去年のベスト本は『指輪物語』でした。
年の初めに読み始めて、ゆっくりゆっくり読み終えた作品。
私はこの本を読んでまた一段、
本を読むことの幸福の深さに浸かれたように思いました。
するりするりと喉に通っていく文章のやわらかさ、
うつくしさ、
これは、最初に手を出した中学の頃には絶対に感じなかったものです。
あのころはホビットの土臭さにやられて本を閉じてしまっていましたから。
つまり、
私はこの本を味わうに値する末端に立ったのです。
なんて光栄!!
私はこの瞬間、今までの読書も、誰との会話も、経験も、観て来た映像のすべても意味があった、と思えました。
読書は、
いつもではないかもしれませんが、
こういう人生をひっくり返すような喜びを用意してしまうものなのです。
それが言いたくて、
2023年のベスト本の話を2024年の四月にしてしまいました。
これにて、満足です。