見出し画像

「書欲」の解説のような

書く、ことは、私の生きる理由で、
書きたいから、大抵のことは経験できてよかったと思える。
書くことは生活で、
それなのに神さまのように神聖で、いつまでも安定しないような新鮮さのある存在です。
だけど時々妹のように可愛がってみたくもなる。

書くことがなければ、私はどうやって自分を励ましていいのか分からなくなるでしょう。

書くことに依存している、ことで自分の筋力もつけていけているように思います。
書くことで自分は変わったし、
変わらずに済みました。

うつくしいものを、物怖じすることなくうつくしいと言えるようになりました。
恐くないものにも、恐くないと言えるようになりました。


書くことは汚れない
私の手が
どれほど汚れても

生きることは汚れること
それはとても大らかに
その汚れを受け入れよう

雲に月が灯る
蝶に花は広がる
連なった声は名を結び目として長くなる

それらすべてを書いていたい
書いていたいのだ 私のままで

どんなに汚れが身を燃やそうと
私のペン先は静かに

「書欲」

私がどんなわたしであろうと、
書くことは同じつよさで手を握ってくれる。

生きることの、
世界の、
どんな面もそのまま受け入れていけるゆるやかさ、
柔らかさをもつためにペンを握り、書いていく。
書いていることに、生かされている。
そんなことを考えながら書いた詩です。

つまりは、
書くのがめっちゃ好きというラブレターかもしれません。

いいなと思ったら応援しよう!