「かたとき」(詩)
片割れは死んでしまった
今はもう あとかたもない
えぐられた山は やがて 緑に落ちる
えぐられた胸は はびこるものを許さない
半分の視界
半分の自由
ひとりきりの日々
悲しみはいつでも 一人分だ
片割れと出会ったとき ひとつを知り
香とぁれと過ごす中で ふたりに満ちた
どちらからも呼ばないまま
まぶたがおちてくぼんでかわいて 消えた
名前が影を残すだけ
片割れは死んでしまった
今はもう あとかたもない
えぐられた山は やがて 緑に落ちる
えぐられた胸は はびこるものを許さない
半分の視界
半分の自由
ひとりきりの日々
悲しみはいつでも 一人分だ
片割れと出会ったとき ひとつを知り
香とぁれと過ごす中で ふたりに満ちた
どちらからも呼ばないまま
まぶたがおちてくぼんでかわいて 消えた
名前が影を残すだけ